いきものがかり。もはや何も語る必要がない万人に愛されているアーティスト。彼等が出した初めてのバラードベストアルバムが本作。2012年末にリリースされた本作は2012年最後のオリコン首位を獲得する。これにより彼等は5作連続のアルバム首位を達成した。この「男女混成グループのオリコン週間アルバムランキング5作連続首位」は、サザンオールスターズが1990年代前半に達成して以来、というから彼等の幅広い層からの支持がうかがえる。
このバラード系の曲があつめられたアルバムは、12タイトル（1曲目は13曲目の別アレンジなので）中10曲がいわゆるシングルA面。彼等の現時点でのシングル数が24なので、実にその半数近くがここにある。つまり彼等はノリの良い曲、ハードな曲よりもこういった沁みる曲を得意にしているということ。これが彼等が支持されている所以か。
「風が吹いている -UK recorded version-」はこのアルバム唯一の新録。といってもアルバム最後に入っている「風が吹いている」のバージョン違い。元曲もオーケストラチックなアレンジだったが、ギューンと入るエレキギターのイントロの繋ぎやベースが大きなAメロのバックなどはバンドっぽさを残しており、「バンド＋オーケストラ（ストリングス）」のイメージだったが、こっちはモロオーケストラ。管楽器のオブリが入って煌びやかに、ラストのストリングスのブレイクが雄大に。一言で言えばゴージャス。
「ありがとう」。サビの1コーラスから始まる典型的な盛り上がりパターンだが、ハマっちゃうンだなァ。♪“あなたの夢”がいつからか／“ふたりの夢”に変わっていった／今日だって／いつか／大切な／瞬間（おもいで）♪1コーラス目サビ前のスネア⇒ハイハットオープンのドラムのオカズがツボはまりでイイナァ。河村"カースケ"智康、ウマイっ！
「SAKURA」。これは当然知らないわけではなかったが、カバー曲の方をむしろ多く聴いていたので、オリジナルがむしろ新鮮。元曲のつくりがこんなにソリッドな（部分もある）のは意外だった。吉岡聖恵、うまいなぁ。
コスプレでなりきってますなｗ
すっと心に入ってくる、「そうだ」と頷ける、曲達の「丼」です。
cybercatにしては極めて珍しく「初回限定盤」ではありません。カードつきの初回仕様盤ではありますがｗ
1. 風が吹いている -UK recorded version- （2012年、新録）
2. ありがとう （2010年）
3. プラネタリウム （2008年）
4. 帰りたくなったよ （2008年）
5. SAKURA （2006年、メジャーデビュー曲）
6. YELL （2009年）
7. 歩いていこう -piano intro version- （2011年）
8. 心の花を咲かせよう （2008年）
9. 茜色の約束 （2007年）
10. ふたり （2009年）
11. 明日へ向かう帰り道 （2009年）
12. コイスルオトメ （2006年）
13. 風が吹いている （2012年）
＜初回仕様限定盤＞いきものカード031つき
「ありがとう」
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購入金額
2,800円
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購入日
2013年12月31日
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購入場所
WonderGOO
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