Faith秋葉原店・パソコン工房秋葉原店の閉店セールで販売されていた謎の物体。

10個の押しボタンスイッチが整然と並んだ味気ない見た目に、大量に生えた3pinファンケーブル。そしてACアダプタ。側面に貼られたでん○ちゃんのセリフにその正体を垣間見る事ができる。

 剥がれてしまっているが「試せます！スイッチオオーン」

そう、コイツはケースファン等の店頭展示時に、1個づつ動作させて動作音等を客が確認できるようにするユニット。広い目で言えば「ファンコントローラ」といったところだろうか。

損傷が激しかったで○こちゃんには残念ながらご退場頂いた。

 ユニット本体からはペリフェラル4pin（配線は2本のみ）コネクタと、10個の番号が振られた小3pinファンコネクタが10本が生え、それぞれに番号が振られている。

上部の押しボタンスイッチと対応した番号に給電がされる仕組み。スイッチ脇の赤色LEDは本体の通電表示用。


また、付属品として大量の3pin延長ケーブルが。本体側の一部と延長ケーブルの大半は、外側のガイドを切り取ってPWM4pinコネクタも挿せる様に現地改造（何）が施されている。

あまりのスパゲッティモンスターっぷりに本数さえよく数えずに買ったが、30cmが3本に、50cmが9本だ。全部一列に繋げば540cm。5.4m分ものファン延長ケーブルがあれば、大半の展示スペースで常用可能だろう。

 そして電源コネクタ側は大4pinからACアダプタ用丸型コネクタに変換するケーブル、そしてそれにあったACアダプタと、メガネケーブルの3点セットが付属。コンセントから給電できるのでファンの展示の為にPCを使う必要も無い。

 余談だがACアダプタには（株）サイズの表記があるのでユニット自体もサイズ製と思われる。

 ファン展示に必要なケーブル、電源がそろったフルセットなので、初心者でも安心。これ一式ですぐにファン展示デモができるのだ。
もちろん途中の4pinをPC用電源ユニットに接続すれば、PCからの給電も可能なので、10chオンオフファンコントローラーとしてケースに装着するのもいいだろう。

 但しこのプッシュスイッチ、スイッチを押している間だけ給電されるタイプなので、冷却したかったらずっと押しボタンを押しておかなければならない。スイッチがオンオフ固定のタイプだったらファンの撮影用に使えたかもしれないが、これじゃあ指が痛くなるし、カメラ片手持ちになるしムリだわ！！

てかその使い方したいならこのScytheの12chファンコンのほうがオンオフ固定できるし、Ch数多いし、ベイに内蔵できるし、回転数の細かい調節ができるからコッチでOKだろ！

一般家庭での使い道はまるで思いつかないこの物体。いやーほんとどうすんだろうねコレ！まあ使い道が思いつかないパーツといったら以前↓こんなものも入手しているので今更だが。

尚、一旦ご退場頂いたで○こちゃんは補修して復活させました。