レビューメディア「ジグソー」

入門用オーディオインターフェース

一時期YAMAHA YMF7x4系のサウンドカードでお馴染みだったHoontechが、STAudioブランドで発売していたオーディオインターフェースのローエンドクラス製品がDSP24 Valueです。シリーズの上位には8in/8outに対応したブレイクアウトボックスを同梱したDSP2000というモデルがあったほか、日本市場未投入の最上位モデルDSP3000などもあったそうです。

DSP24 Valueはアナログ2in/2outのPCIカードに、PCIブラケット取り付け型のドーターカードを組み合わせてMIDI in/out、Digital in/outを提供していました。チャンネル数は少ないものの、オーディオ性能自体は上位のDSP2000と同等であるという点がセールスポイントとなっていました。

DSPにはオーディオインターフェースでお馴染みのICEnsemble ENVY24 ICE1712が搭載されていましたが、新品当時の価格で2万円台というローエンドクラスであったということもあり、D/Aコンバーター、A/Dコンバーターは独立型ではなくAKM製AK4524が採用されていました。この構成は以前Terratec製のハイクラスサウンドカードと紹介した、DMX 6 Fire 24/96と同じということになります。



日本での発売が2001年と古い製品であっただけに、サポートOSがWindows 95からとなっていて、実際にVXDドライバーが提供されているという特徴があります。私も入手直後はPC-9821上のWindows 95で使っていた時期もありました。

音質はさすがにオーディオインターフェースとしては大したものではありません。価格や構成が近いDMX 6 Fire 24/96と比べても、基本的な傾向は割合近いものの緻密さやクリアさで少々劣るというところでしょうか。強いていえば低域の量感はこちらが上回りますが、代わりに馬力感では少々落ちるためメリットとはあまりいえません。

それでも発売当時の水準から考えれば値段の割には質の良い音質ということが出来たのではないかと思われます。これ以降に発売されたオーディオインターフェースはドライバーサポートがWDMしか用意されていないというものも多く、VXDドライバーも提供されていたこの製品の汎用性は大きな魅力でした。当時としては十分に優れたコストパフォーマンスを誇る製品ということが出来るでしょう。
  • 購入金額

    6,980円

  • 購入日

    不明

  • 購入場所

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