レビューメディア「ジグソー」

ThinkPad用純正無線LANモジュール

日本では無線LAN対応機器を使用する際、電波法により認証を受けたアンテナと送出装置の組み合わせで利用することを求められます。

従って、通常はPCにminiPCIスロットが用意されていても、適当な無線LANモジュールに適当なアンテナを組み合わせただけで使ってしまっては、法的に問題が生じます。

しかし、IBM/Lenovo ThinkPadシリーズでは、無線LANモジュールが内蔵されていなくてもアンテナは予め存在していて、そこに純正の無線LANモジュールを内蔵させることで、無線LAN内蔵PCへとアップグレードできる機種が存在していました。この無線LANモジュールは、そのようなPCのために発売されていたメーカー純正の製品です。

とはいえ、外観やハードウェアは通常のIntel PRO/Wireless 2915ABGそのものです。唯一目で見てわかる違いは、IBMのパーツナンバーがシール上に別途印刷されている程度でしょう。

しかし、そのThinkPadに、IBMのパーツナンバーが存在しない同型のIntel PRO/Wireless 2915ABGを内蔵しても、BIOSがエラーメッセージを表示したままとなってしまい、OSのブートが出来なくなるように設計されていますので、ファームウェア等で識別されているのでしょう。

昨年倒産してしまいましたが、秋葉原にあったパーツショップ、クレバリーで一時期処分されていたPRO/Wireless 2915ABGが、このIBM純正版のものであったため、ThinkPad X31 2672-CAJで使うために購入しておいたのが、私の所有分となります。

2672-CAJは一応無線LAN内蔵モデルではあるのですが、標準搭載のモジュールがIEEE802.11b専用のもので、今となってはさすがに速度で見劣りしますので、これと交換して使おうと思っていたのです。

ところが、当初メーカーの公式サポート対応品となっていたはずのこのカードが、後に情報の誤りということで対象から外されてしまい、事実実際に装着してもエラーで全く起動しなくなってしまうのです。仕方なく、急遽このカードはThinkPad X32 2672-MXJ(無線LANはオプションとなっているモデルで、こちらは正式サポート対象品)に回し、2672-CAJにはThinkPad T42の調子が悪くなった際に動作検証用に購入しておいた、31P9702を内蔵することで何とかどちらも活用することは出来ました。

多少割高ではありますが、無線LANカードの差し替えをきちんと認証済みの部品で行えるという安心感は有り難いものです。その意味で十分存在意義はある製品といえるでしょう。
  • 購入金額

    2,814円

  • 購入日

    2007年06月01日

  • 購入場所

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