レビューメディア「ジグソー」

DV時代のハードウエア・エンコード、アナログキャプチャユニット

ビデオのDV規格が普及した頃、フルデジタルで記録されるDVビデオは、PCにIEEE1394で直接取り込め、DV機器自体もIEEE1394でコントロールできたため、非常に重宝した。
しかし、DV規格のHD化が見送られ、SD=DVという図式が出来上がってしまった為、現在のHD主流のビデオフォーマットの本流から取り残されるかたちとなりDV自体が終息に向かっている。

現在の映像制作の現場では、ハンディカメラによるワンマン取材が多く見受けられる。これの原点がDVカメラの登場だった。DVカメラで撮影した映像は、それだけでSDデジタル映像であるため、ブロードバンド品質に合致し、扱いが簡単で、PCなどによるデジタルベースの安価なノンリニア編集が可能だ。このADVC-100は、そんなDVの制作ラインに従来のアナログ素材を簡単にコンバートして持ち込める。カノープス独自の高画質変換回路も高い定評を得た。

そんな状況で、DVビデオカメラとADVC-100に繋いだ、VHS、β、8mmなどのビデオカメラやビデオデッキで、DVベースのノンリニア編集を行っていたのが懐かしい。

このたび、当時の状況を再現し、過去の映像素材を再利用しようと、新しいシステム構築を始めました。

実際のキャプチャを含め、レビューしていきます。

尚、現在はカノープスの後継会社グラスバレーより、後継機種ADVC-110が、現在も販売されている。AVDC-110では外部電源が廃止され、バスパワー駆動となり更に利便性が増している。
  • 購入金額

    15,000円

  • 購入日

    2005年頃

  • 購入場所

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