これは本来、酒を呑むためのものではなく、酒を評するための用具。
きき猪口(ききちょこ)。
酒の出来を見るために、酒蔵の職人や買い付け人、品評する人などが使うもの。
白色の磁器製で底にコバルトブルーの蛇の目模様が入っている規格品、というのが定番。
酒の味にバイアスを加えないよう、手作りの陶器などで飲み口や重さが均一でないものは使わない。
底の渦模様は、酒の澄明度(濁度)と色を見るためのもの。プロはこの猪口から口にすするように含んで香りや舌触り、味わいを評する....
.............................らしい。
自分が入手したのはもっとカジュアルな?理由。
奥多摩にある酒蔵、小澤酒造。
(主力)ブランド名は「澤乃井」。
多摩水系源流近くの清流とつながる洞窟の奥から湧く仕込水を使い醸されるその清酒は、清冽で薫り高い。凜と澄んだ重くない飲み口、華やかな香り。さらっとしてフルーティ..と言ってしまうと「軽い」感じだが、きちんと味はある。でもガツンと舌の奥の方で味わうタイプと言うよりは香りと舌先で愛でる酒。
恵まれた奥多摩の立地を生かして、自社の酒蔵に隣接して御岳渓谷を臨む「澤乃井園」という庭園と「まゝごとや」という直営料亭、お膳が食べられる「いもうとや」、豆腐が味わえる「豆らく」などを合わせて営業し、奥多摩を訪れる人をもてなしている。
その「澤乃井園」はタンク量り売りの生原酒やざるそば、おでんやもつ煮、冷や奴、手作りまんじゅうなどが味わえるが、隣接する「きき酒処」で有料試飲ができる。
ここは、常時小澤酒造の10種類以上の酒が味わえる。澤乃井ブランドの定番大吟醸から一升10000円の高級酒「梵」、日本酒で造った梅酒、「蔵守」という古酒などなど1杯200円から500円で。その時注がれる器は紙コップなどではなく、お酒の純粋な味が楽しめるように、これ。お代わり(別の酒でもOK)は100円引きとなる。すなわちこの器が100円、ということ。次の訪問時に持っていくと最初っから100円引き。つまり100~400円/杯。二つ持っているが、一つは最初に会社関係の人と行ったとき、その後2回目に家族で行ったときに2杯目を妻用に買い増した。デザインが少し違うのは2年ほど入手時期が違うためか、複数デザインがあるのか判らないけれど。この猪口で冷酒を含むと清流に吹き渡る風を想い出します。
澤乃井「きき酒処」
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購入金額
200円
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購入日
2009年頃
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購入場所
澤乃井直営「きき酒処」
リーダーさん
2012/11/22
美味しそうです!
cybercatさん
2012/11/22
青梅から奥は「ほんとにココは東京か?」というくらい自然が残されていて、単線となる電車で、覆い被さるように茂る緑のトンネルをくぐり、渓谷に貼り付くようにある無人駅からすぐのところ。とても自然に恵まれたところですので、どうですか?ご家族でw
さすがにこれからの季節は厳しいですが、5月の連休や夏休み期間はとてもくつろげますよ!
あと、1品種無料試飲付wの酒蔵見学(解説付き)もできます。飛び込みでもできますが、GW、夏休みは予約入れた方が良いかな?
TABUTABUさん
2012/11/22
私も伺ったことがございます。
この庭園、吊り橋や渓谷もあり非常に美しい所でございました。
澤乃井もとても美味でした。
一杯200円~の利き酒は、お試しの価値ありですよね。
れいんさん
2012/11/22
ブランドの入れ具合もヨシヨシ
cybercatさん
2012/11/22
>この庭園、吊り橋や渓谷もあり非常に美しい所でございました。
絵画のように美しいところですよね。
で、やはり行くなら初夏から初秋のころ。
自分は3回行ってますが、初夏は薫る緑、夏は涼しげな水辺、初秋は染まり始めた山々いずれも素晴らしかったです。
冬も積雪すれば美しいには違いないと思いますが、渓谷をふく風はたぶん凍りそうなものでしょうね(^^ゞ
cybercatさん
2012/11/22
はにゃさん
2012/11/22
cybercatさん
2012/11/22
単線の旅もたのしいよ!
山は夜が早いから、営業時間も短いので(~17時)、天気がよい日に朝から出かけて、昼をそこで食べ腹ごなしに散策して一杯引っかけて帰る、というのが吉ww
はにゃさん
2012/11/23
cybercatさん
2012/11/23
それはいい!