安物のケースに付いていました(;=゚ω゚)=333
【形状】ATX
【出力容量】400W
【出力電流】3.3V:28A、5V:40A、12V:17A、-5V:0.3A、-12V:0.8A、+5VSB:2A
【コネクタ】20p+4inATX、田型4+4pin、S-ATA×1、ペリフェラル×6、FD×2
【発売時期】不明
※購入価格=ケースの価格としています。
粗悪電源の代名詞扱いされている動物電源です。
ネットでの定義は、動物の名前が付いており、かつ型名がDRから始まるものとされているようです(^^;
Socket478~LGA775が登場する前くらいの頃のケースに付いていました。
Pentium4用(と言われていた)の+12V田型コネクタを搭載していますが、ATXコネクタ自体は24pinではなく20pinの古いものです。
S-ATAコネクタが1系統しかないことや、FDコネクタが2系統あることなどから古めかしさを感じさせます。-5Vも備えるので、ISAバスの持つマザーボードとの親和性が高いです(゚ω゚)
使用感ですが、PCの静音ブームの真っただ中の製品であり、ケース付属の製品としては静かな部類でした。
2003年頃に新品で購入してケースに付いていて、AthlonXP~A8-3850の世代まで長い間使っていましたが、特に不安定な症状や故障はなく、ネット上で批判されるようなことはありませんでした。
(Pentium4で使うと大変なのかも(^^; )
例によって分解しました。
粗悪電源と呼ばれる割には普通の構成です。
ファンは8cmのもの、放熱板はケース付属の電源としては標準サイズ。
インレット部分の端子雑音用フィルタ(写真右下のACコードのインレット部分)はちゃんと基板化されており、安心感があります。
横から見てみます。
インレット関係には熱収縮チューブ、可動部品にはしっかりとボンドがされており、むしろ最近の安物電源よりは手がかかっているように見えます(^^;
ネットで酷評されている、85℃のAC平滑用の電解コンデンサ。
(酷評する人にはこの85℃のAC電解が死んだのか聞いてみたいですね・・・ 60Hzの平滑で電流もほとんど流れないので85℃品でも問題無いハズなんです)
写真では見えにくいですが、2次側はちゃんと105℃品です。
この105℃品のコンデンサは粗悪品(或いは余裕の無い設計及び使用方法)で、パンクすることが多いのだと思います。私の場合は比較的省電力な構成でデレーティングして使っていたので、全く問題ありませんでした。
まあ、結論としては、安物電源は十分にデレーティングして使うべきということですね(^^;
他の安物電源w
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購入金額
5,980円
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購入日
2012年11月16日
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購入場所
失念・・・
とっぷりんさん
2012/11/17
市場に不良コンデンサを放出してしまったという話を思い出しました。
ふっけんさん
2012/11/17
国内でも1990年前後は第四級アンモニウム塩問題がありましたね(^^;
そして、2002年頃からは、台湾の電解液問題・・・
どちらも普通は個人が取り替えることができないので大変でしょうね・・・
はにゃさん
2012/11/17
で、たまたま見ていて見つけた破損例です。(この電源のではなく、VRM付近かな)
http://en.wikipedia.org/wiki/File:Vp6_blown_capacitor.jpg
リンク元はこちら
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8D%E8%89%AF%E9%9B%BB%...
ここまで破損するのは見たことがないですね。
ふっけんさん
2012/11/17
電子工作が得意な方なら、むしろジャンクが出回って美味しい思いもするんですけどね(^^;
まともに新品を買ったら嘆きますが・・・
wikiのスリーブのないコンデンサは凄いですねw
安全弁の意味が無い(^^;