BASIA。ポーランドという東欧に生まれたシンガー。前作“London Warsaw New York(ロンドン・ワルシャワ・ニューヨーク)”
がアルバムとしての世界での売上は勝っているようだが、日本での人気はこの作品で決定づけられた。
深い声と魅力的な歌(作詞はほとんど彼女、作曲は全曲Danny Whiteとの共作-1曲はさらにKevin Robinsonが加わる-)。性格の明るさを感じる楽しげな声とラテン系の軽やかなアレンジ。ジャズやボサノヴァ、サンバのテイスト。すべての曲が粋でヴィヴィッド!
「Drunk On Love」。最大のヒット作。繰り返される特徴的なピアノ低音弦のライン、それにダンサブルなこの曲には意外な?深みのあるBASIAの声が被さる。中間部のPeter White
のギターとKevinの弱音器をつけたペットソロの対比、そのKevinのペットとBASIAのスキャットが時にユニゾンし、時に掛け合いながら絡み合うエンディング...スピード感があって楽しい!!
「Third Time Lucky」は一転して、小粋にラテン(というかミディティラニアン??)風のリズムでつま弾かれるPeterの生ギに軽くさえずるように歌うBASIAの声が重なる。異国情緒たっぷり。Dannyの最後のピアノの盛り上がり方はサッパリとした曲調の割にはアツイ!
「The Sweetest Illusion」、アルバムタイトル曲のこの曲はそのタイトルから受けるイメージとは全く真逆の?曲。短調の弦楽器の調べがイントロ前に付いており、そこから打ち込みの硬いリズムに続く。暗い淡々とした低域中心のAメロから、一転して高域を使ってちょっとサイケな符割りのサビ。でも歌われるのは何事も良い方に考える彼女の生き方。♪the cup that once appeared half empty has become a cup that half full♪なにごとも考え方!
Halina Tymuszというポーランドの画家の絵に封じ込められたような幻想的な装丁もこのふわっとした肌触りの作品に合っている。曲も多彩で歌い方のバリエーションも多い。追いかけると逃げ、離れると近付いてくる、そんなとらえどころのないイメージを持った作品です。
【収録曲】
1. Drunk On Love
2. Third Time Lucky
3. Yearning
4. She Deserves It / Rachel'S Wedding
5. An Olive Tree
6. The Sweetest Illusion
7. Perfect Mother
8. More Fire Than Flame
9. Simple Pleasures
10. My Cruel Ways
11. The Prayer Of A Happy Housewife
「Drunk On Love」
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購入金額
2,300円
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購入日
1994年頃
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購入場所
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