なぎさボーイ、多恵子ガールに続く北海道のとある地方都市にある蕨町高校に通う高校生たちの話の三作目です。
女の子のような名前をもつ、雨情なぎさ、その幼馴染でなぎさが好きな原田多恵子(ターコ)、
なぎさの幼稚園からの親友森北里、その従姉妹の麻生野枝の4人と、弟みたいな三四郎、
そして、なぎさと年1回の中学の陸上大会ぐらいしか会わないのに強く紐づけられてる槇修子…
名前が最初についているように、同じ時間軸について、それぞれ違う一人称で書かれている作品になっていますが、この年代の大人と子供らしさが入り混じった感情とか行動とかがよく書かれています。
これがコバルトで発表されたころ、リアルタイムで学生生活を送ってたのを思い出しました。
彼らほど楽しい時間を過ごせたかわからないけど、一番楽しかった時期だと思いますよ。
ところで、挿絵が、前2作が渡辺多恵子さん、この北里マドンナは江野和代さん(現 木嶋えりん さん)、
あと繋がっている蕨が丘物語は、峯村 良子さんと別々なんですが、今見るとそれほど違和感がないかも。
なお、手持ちは91年の初版でしたが、紙がすっかり焼けて、ところどころシミが入ってます。
時間がたったんですねぇ。
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購入金額
490円
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購入日
1991年頃
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購入場所
ふじしろ♪さん
2012/11/10
氷室さんが「小恵子はしあわせ薄そうで嫌だなあと思っていて多恵子にした」みたいな
そういうお話の方が頭に残ってますw
読み直してみないと~。
はにゃさん
2012/11/10
クララ、アグネスよりキャラがリアルな高校生ぽいので、
ー見淡々とと進むからかも
順番通り読んでいくことが作者のおすすめです。