テスト環境構築用に、ATXが入るケースが欲しくなった。
本音を言えば、例の巨大まな板が欲しかったのだが、置き場が確保出来そうにないため断念。
そこで、マザー外しやすくて、そこそこ冷えが良さそうで、かつ安いケースを探してみたところ、見つけたのがコレである。
「・・・ところで、お前の名前って何だっけ?」
「フフフ、良くぞ聞いてくれた。我が名は黒い嵐、BlackStorm!」
黒い嵐、BlackStorm参上!
・・・・真っ白やん。
まあ、ホントに商品名はBlackStormなのだが、何故かホワイトモデルが存在するという謎な製品。
その正体はRAIDMAX社製のATXミドルタワーケースで、一時期FaithのTERA推奨PCで採用されていたのと同じものだ。
というか、多分その在庫流出品。
TERA推奨PCで使われていたBlackStormは、RAIDMAX社の正規品と一部仕様が異なるのだが、私が入手したものはTERA推奨PC用ケースと仕様が見事に一致する。
正規品は3.0ヘッダだが、入手品は2.0にダウングレードされている。
ちなみに、正規品との違いは側板の大型排気ファンがないこと、フロント上部のUSB3.0ヘッダが2.0になっていることで、他はほぼ同じだ。
正面背面写真。デザインに癖があるが、配置は無難。
サイドパネルはレバーを引くだけの一発開閉。
ケース自体は普通のATXケースとそう変わりない。
ただ、サイドパネルの一発開閉機構、ツールレス構造など分解組立はかなり楽。
大きさもHDDベイ数も標準的なもので、5インチが4つ、3.5インチが7(うち1がオープン)。
3.5ベイ7つのうち、下段の4つ(下図赤枠)はHDD専用で、フロントファンの風が直接当るようになっている。 このHDDベイは真横にスイングさせたり、取り外す事が可能。
残る三つ(同・青枠)にも、オプションで右サイド側(裏)から風を送り込むファンが追加出来る。
このHDDベイの更に下へ、マウンタ金具やネジ類を納める専用ミニケースが入る。
構成的には、一世代前の標準的なATXケースであり、今時流行らん構造ではある。
配線の裏回しも出来ないし、品質だってそう良いほうじゃない。
ただ、このケース最大の特徴は本体でなく側板にあったりする。
マザーボードトレイごと、レバーで一発開閉出来る右側板。
側板の下に着脱式ヒンジがあり、側板は左右共にガンペリー方式でバッタンコ出来る。
もちろん、取り外す事も可能。(ちょいとコツが要るが)
側板を外して作業中の図。
この構造、マザーボードの着脱が一般的なATケースと比較してかなり楽なのだ。
PCIスロットごと倒れる構造なので、カードを挿したままでもパカっと開けられる。
ケーブルに余裕を持たせておけば、配線したままのバッタンコだって可能。
RAIDケーブル以外は全部繋いだままバッタンコした状態。
なお、こうした構造で気になるのは、接合箇所から出るビビリ音であるが、側板の接合精度もフレームの剛性も比較的良好なお陰か、そうした問題は今のところ出ていない。
付属ファンの電源が4ピンだったり、配線がごちゃっとなりやすい等、色々と突っ込みどころはあるのだけども、バラしやすさという点では中々に良作と言えるのではなかろうか。
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購入金額
3,250円
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購入日
2012年10月頃
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購入場所
カーリーさん
2012/11/05
はにゃさん
2012/11/05
Vossさん
2012/11/05
ブラックだと高いんですよ・・・・元々、8000円から9000円台の製品なので。
この値段だから買ったけど、元値だったら買わなかったかも。
はにゃどの
私がかったとこだと、もう在庫ないみたいです・・・・
harmankardonさん
2012/11/05
ケーブルマネジメントに気を使いますね.
Vossさん
2012/11/05
そこらへんクリア出来れば、開けやすくてボード交換も容易なので、頻繁に中身を取っ替え引っ替えするPCには最適です。
問題は、やっぱ売ってないことかな・・・・このケース、代理店経由で輸入された実績が無いみたいで、殆ど見ません。