今までUSB3.0接続のカードリーダーとしては、同ブランドで発売されている下位モデル、BSCR09U3-WHを使ってきましたが、日替わり特価品として上位モデルのBSCR15TU3シリーズが安売りされているのを見て、性能差を検証してみようと思い買ってみました。
特にBSCR09U3WH自体に不満はありませんが、より速くなるのであればそれに越したことはありませんからね。
パッケージデザインは同系統で、遠目で見たら差は判らないかもしれません。
本体のデザインも酷似していて、高速化ユーティリティの名称である「TurboPC EX」のロゴが無ければ全く同じといっても良いでしょう。実はスロットから見える基板なども含めて、これといった差は見当たらないというのが正確なところです。
TurboPC EXが無ければ全く同じ
BSCR09U3WHと、全く同じ環境に接続して全く同じmicroSDHCカードをベンチマーク計測してみました。
まず、こちらは従来のBSCR09U3WHで測定した結果です。
こちらはBSCR15TU3WH(TurboPC EX無効)での結果です。僅かな誤差はありますが、全く同じ結果と評して差し支えは無いでしょう。
つまり、両者の違いは単純にTurboPC EXの利用権が付属しているか否かと、TurboPC EXが有効化出来る型番名をシステムに返すか否かだけであり、ハードウェアとしては全く同じと考えるのが正解です。
ちなみにTurboPC EXはDL提供であり、DL時に型番名を選択の上、本体のシリアルナンバーを入力して使用機器の確認を行います。この2機種はシリアルナンバーの体系が全く違っていますので、BSCR09U3シリーズのユーザーがTurboPC EXをDLすることは出来ませんし、仮にTurboPC EXをインストールしていてもハードウェアが特定の型番を返していなければ有効化はされません。単純にTurboPC EXの利用権が価格差に繋がっている(但し私の場合はBSCR15TU3WHの購入価格の方が安い)ということになります。
ちなみにTurboPC EXを有効化すると、確かにベンチマークのシーケンシャルリードの値は向上しますが、それ以外の部分ではむしろ速度低下を招く場合がありますので、万人にお勧め出来るものではないと考えています。
というわけで、個人的意見としては、BSCR09U3とBSCR15TU3との比較では、単純に安く売っている方を買ってくるのが正解というものです。TurboPC EXは敢えて差額を払ってまで使いたいと考えるほど魅力があるツールだとは思えませんでしたので。
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購入金額
1,512円
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購入日
2015年02月15日
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購入場所
PC DEPOT
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