噂に聞く「バッテリーを鍛える」をしていないことや、ハードスペックが上がったことによるバッテリ消費もあるかもしれませんが、2年間使用した機体より劣っていると体感するのは納得いきませんでした。
そこで本アプリをインストールしてみました。
本アプリの良いところは、バッテリ状態を時間でグラフ化してくれるところです。その上で、あと何時間でバッテリ切れになるかを予測してくれます。
バッテリの現在状態を表示するアプリは多数あるのですが、このようにグラフ化してくれるアプリは多くありません。
実際に数日データを採取してみた結果、100%~75%くらいは急激に低下するようです。
会社や外にいる状態(つまり3G通信)でスタンバイしている時に比べ、自宅にいる状態(Wi-Fi環境)でスタンバイしている時の方が、消費するように見受けられます。
通信している時は、Wi-Fi環境より3G環境の方が消費するようにする見受けられます。
水曜午前中に急激に低下している期間がありますが、通勤過程でSBM提供の「電波チェッカー」アプリを動作させてみたことによるものです。
なお、私は、常時、3Gデータ通信、Wi-Fi、Bluetooth、Siriを有効にしています。
本アプリ起動よる消費や、GPS機能(後述)が常に有効になっていることによる消費はあると思います。
また、充電中は充電予測時間を出してくれる機能もあります。
画面上のピクトが100%になっても、フル充電までにしばらく時間がかかることが分かります。
フル充電になるとアラームがなる機能があるのですが、アプリがアクティブになっていないと動作せず、アプリがアクティブになっているとスリープに入らず、フル充電できないという状態に陥ります。
これは改善して欲しいところですし、アプリがアクティブでなくてもアラームして欲しいし、アラームに連動してバイブ動作して欲しいところです。
上記以外の機能として、利用機能の時間配分、現在起動しているプロセス、そして場所によるバッテリ状態のプロットがあります。
バッテリ状態のプロットは、どの地点にいる時にどのくらいバッテリーが残っているかをマップ上に表示してくれる機能です。
プロット機能を有効にしている間(=常時)、GPSが有効になってるため、余計にバッテリを消費してしまうと思われます。
プロットは観測地点を直線で結んでいるため、移動経路を完全にトレースするわけではないようです。
私としては本アプリをかなり気に入りました。
要望として、前述の改善点の他に、観測をもう少し短周期にして欲しい、グラフの範囲をもう少し詳細にして欲しい、広告エリアのアニメーションは不要、画面回転に対応して欲しい等がありますが、私としては許容範囲です。
「おすすめアプリ!」と言いたいところですが、本来、気にする必要のない部分であり、本アプリを使わなくても済むことが望ましいわけですので、快適な環境ならインストールする必要はないでしょう。
バッテリ消費が気になった方は、インストールしてみてはどうでしょうか?
iPhone4とiPhone4Sのバッテリ消費が気になって本アプリをインストールしたわけですので、後日iPhone4でも観測してみたいと思います。
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[2012.10.25追記]
iPhone4でも観測してみました。
回線は同じSBMです(SIMを差し替えたので同じ電話番号です)。
結果としては、やはりiPhone4の方がバッテリ持ちは良いようです。
利用に時間に差はあるものの、私の利用頻度の場合、満充電の状態から1日~2日程度持ちます。画面上の表示では最長で3日超まで記録しました。
iPhone4Sでは最長で1日超であり、グラフの傾斜を見ても「iPhone4≧iPhone4S」であると感じられます。
理由はいくつかあると思いますが、思いつくものでSiriとハードスペックです。
Siriは、定期的にデータベース情報を参照しているということですので、バックグランド通信による消費が発生していると思われます。
ハードスペックは、単純にA4→A5のアップグレードでコア数・動作クロックも上がったため、同じプロセスルールなら消費電力は上がっているでしょう。
グラフを見ると、観測タイミングがiPhone4よりiPhone4Sの方が細かく採取されている点も、iPhone4Sの方がバックグランド動作が多いことを表しているのかもしれません。
ちなみに、iPad3も同じプロセスルールでコア数が増えているため、バッテリの持ちはiPhone4Sよりも不利だと思います。
iPhone5についてはスペック的には上がるものの、低消費電力の新設計コア採用のA6を32nmプロセスルールで製造しているため消費電力が抑えられ、同様にiPad4/miniも32nmのプロセスルールのA6Xですので、この世代交代は単純に「アップグレード=バッテリ消費大」ということではないようです。
情報元(詳細解説された記事)を本日の日記に掲載しますので、そちらを参照して頂いた方が良いかと思います。
iPhone4 vs iPhone4Sのグラフを採取しましたので、残るはSBM vs IIJ。
後日採取・掲載したいと思います。
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[2012.11.04追記]
iPhone4SにIIJmioのSIMを装着して使用しつつ、音声通話はフィーチャーフォン(ガラケー)という2台持ちを本格的に始動しました。
依然使っていた(上記の計測で使用した)iPhone4は、妻が使用することになりました。
妻はいつの間にか(私が知らない間に)モバイルルータを所有しており、フィーチャーフォン+モバイルルータ+13インチ級ノートPCにiPhone4が加わることになります。
なんだか私より環境が良い環境が整っているような気がしてなりません。
気を取り直して、計測結果。
画像左上を見ていただくと分かると思いますが、IIJmioはDOCOMO回線です。
同じ機体にSBMのSIMを装着した時より、伸びている感じです。
一番上の画像とレンジが異なるため分かりにくいかもしれませんが、満充電から約1.5日程度持つようです。
1.5日だと、一番上の画像と変わらないと思われるかもしれませんが、IIJmioに差し替えてから確実に使用頻度が上がっています。
それにも関わらず、バッテリを極端に消費していると感じないどころか、むしろ伸びていると感じるわけですので、SIMを差し替えたことによる影響はあると思います。
原因は分かりませんが、私の職場がプラチナバンド圏の境目付近ということや、職場が元々電波暗室気味であり、そういう状況下であってもdocomoの方が電波を拾いやすいのかもしれません。
すでにSBMのSIMはフィーチャーフォン用に銀SIMに交換してしまいましたので、再計測は出来ません。
IIJmioのSIMは128kbps(多少それを超える速度が出る)とはいえ、予想以上に快適に使用することが出来ています。
音声通話であればSkypeも使用できています。詳細は、そちらのレビューを見て下さい。
快適(≒不便化していない)なため、しばらくはこの2台持ちで運用していきたいと思います。
強いて問題を挙げるとすれば、充電器も2種類維持しないければならないというところでしょうか。
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購入金額
0円
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購入日
2012年10月16日
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購入場所
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