レビューメディア「ジグソー」

USB2.0/3.0とカードリーダーのベストバランス

なんかこの手のアイテム大量に持ってる気がするんだけど、Ainex扱いAKASA製の3.5インチ用マルチフロントパネル。

我が家の場合古いケースが多いので3.5インチオープンベイは2個装備しているものが多い一方、5インチベイは光物だのアクリルディスプレイケースだのに占領されて埋まってしまう。
しかもケース内蔵のUSBは1.1時代だったり、断線して使用不能になっていたりだ。

しかしやはりカードリーダーは内蔵されているに越した事がないし、USB3.0も対応メモリ&HDDを購入した以上フロントに出しておきたい。

そしてeSATA。eSATA→HDDスタンドや単なるeSATA→SATA変換ケーブルを持っているのだが、確実にSMARTが読めると言う点でこちらもフロントにあるとメンテナンス用に便利。
そして出来ればUSBポートも大目がいい。最近はUSBで充電する機器も多く、フロント2ポート程度ではあっというまにふさがってしまう。

AK-ICR-16
AK-ICR-16


…とまあ私の使い方に最適解とも言えるマルチパネルが登場したので、急ぎの品でもないのにガマンできずに購入。誰だよなやんでるところに内蔵パーツ200円引きチケット渡したやつは。買っちまったじゃねえか。


本体はボックス型で、ネジ穴が3箇所あるタイプ。ツールレスケースでもしっかり固定できる。


接続はUSB2.0ピンヘッダが2ポート分、USB3.0ピンヘッダも2ポート分、そしてeSATA用のSATAケーブルが1本に給電用ペリフェラル4pinが1つ。どれも58cm程あり長さは十分なのだがペリフェラル4pinのみかなり短めだ。

USB3.0とeSATAは素直に延長して前に出すだけなので、相性等の心配も無く、速度劣化もほぼないだろう。
USB2.0のみ内部で分岐されており、1ポート分はカードリーダー、そしてもう1ポート分はセルフパワーのUSBハブ3ポートとなる。先ほどの給電ケーブルはこのUSBハブ用という訳。


なのであくまでカードリーダーはUSB2.0動作な点に注意。
カードリーダーはCF、MS系、SD系(SDXC対応)の3系統。更にMicroSDとM2(Memory Stick Micro)の直挿しスロットを装備した5スロット。MicroSDとM2はそれぞれSD・MSとの排他なので、OS上からは3つのカードリーダーとなる。アクセスLEDは青。XDピクチャーカードとスマートメディアには非対応だ。

接続例
接続例


USB2.0が3ポート、USB3.0がポート、eSATAにカードリーダーと結構な量のインターフェイスを詰め込んでいるが、意外と配置には余裕がある。特にUSBは横に並んでいるので隣接ポートへの干渉が少ない。

但しUSBと一部カードスロットは上下逆に実装されているので慣れるまで気をつけよう。
 


以前の3.5インチマルチパネルやカードリーダーと比較して、過剰な個数のUSB2.0ポートを省いた事と、使用頻度の低いIEEE1394の廃止、カードリーダー部のXDピクチャーカード及びスマートメディアの省略が大きい。

それら省略された機能を多用する人には向かないが、大抵の人はこのポート構成で無駄が出ないのではないだろうか。特にUSB2.0側はセルフパワーハブになっているのでバスパワー機器や充電ポートとしても扱いやすいし、USB3.0ポートでは不安定になる機器の避難用にもなる。


 
カードリーダーをUSB3.0にしなかったのも一見すると難点に見えるが、現段階では3.0の速度をいかせるメモリーカードが少数派なのと、まだマザーボード側に実装個数の少ない3.0ポートを用途固定にするよりは、普通にそのまま2ポート出した方が汎用性に優れるというメリットに繋がる。

まだUSB3.0はドライバが未成熟なチップも多く、相性等が発生しやすい。問題が起き難い単なる延長に留めたのは安定性の観点からも悪くない選択だ。


 
そしてeSATAポートは使用頻度が少ないとはいえ、最近のマザーはSATAポートが多いので余っているならとりあえず繋げとけばいい。


特に今回使用したX79 Xtreme6は背面のeSATAポートと内部の追加SATAポートが1つの追加チップで制御されているので、内部追加SATAを停止すると背面eSATAも止まってしまう。たまにしか使わない背面eSATAの為だけに追加SATAチップを動作させるのはあまり意味を感じなかったので、今回スッキリと停止させられた。


接続ケーブルも電源を含み4本ですむのでこの手のマルチパネルにしてはスッキリさせやすいし、スロット配置のムリも無い。先述のとおり奥行きがあるのでツールレスケースでも固定がしやすいし、電源ケーブル以外の長さは十分だ。実用的バランスに優れたベイアクセサリと言える
 
 
どうも私の買うPCパーツは癖が強かったり、実用性が中途半端だったり、何かおかしかったりして、気に入ってるけど人にはオススメできないモノが多いのだが、これは手持ちベイアクセサリの中でもちゃんと他の人にオススメできるパーツだ。

なんか気持ち悪い程にベタ褒めだが、実際私が求めていた3.5インチベイアクセサリはまさにコレなのだから仕方ない。
 
SDXC等USB3.0の速度を生かせるメモリーカードを多用するならカードリーダー部がUSB3.0のAK-ICR-14を、USBポート数とeSATAが欲しいならこのAK-ICR-16を、用途によってチョイスするといいだろう。

  • 購入金額

    2,580円

  • 購入日

    2012年10月14日

  • 購入場所

    TSUKUMO ex.

コメント (2)

  • 砧順一さん

    2012/10/15

    おっ、これいいですね。
    当方は単純にUSB2.0と3.0を2ポートづつケース表に出すヤツ・・・



    ・・・を使用しています。
    それとは別にUSB2.0なカードリーダーを使っていますがどうせなら市販PCみたく
    内蔵できるものは内蔵したいんですよね。

    ここ最近パソコンパーツ店にもあまり行かないというか行けない上、アキバみたいな
    暗黒レベルのニッチパーツも札幌では手に入らないんですよね。

    今度秋葉原もしくは仙台に戻った際に覚えていたら買おう。
  • 下小川さん

    2012/10/15

    カードリーダーは内蔵の方がスッキリしますからねえ。だからといってベイ数も限りがありますし、両方まとめられるコレはなかなかいい感じです。

    秋葉原とか通販ならこの手のアイテムの選択肢は大きいんですが、それ以外の実店舗だとなかなか種類がありませんね。
    まあコレはAINEX扱いなので、比較的入荷している店が多いのが救いですが…

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