この商品は、特に、無線LAN環境がありながら、電波の感度が悪かったり、

家の環境で、有線LAN環境の構築が出来ない方に非常に便利な機器だと思います。

私の場合は、

REGZAのネットワーク構築に利用して、BDのネットワークダビングを短縮できるかのレビューと

自宅2階にあるセカンドPCのネットワーク構築の2つのレビューをしたいと思っております。

それでは、まずは、中身を開封。

全く同じものが2つ入っています。SETUPボタンとランプが三つあるのがわかります。

裏側をみても全く同じに見えます。マスターアダプタの違いはいったいどこ？

側面をみてMASTERとTERMINALの切り替えスイッチを発見。

なるほど。これでMASTERの設定をするわけですね。非常にわかりやすいです。

このセットでは、既に1台はMASTERに。もう1台はTERMINALに設定されており、

設定は不要になっています。

（しかし、ここを発見出来ないとどうしたらいいか悩む可能性もあり。）

なんとLANケーブルを2本も付属しています。非常に良心的ですね。

私はケーブルは付属していないものだと思っていました。

マニュアルも2枚付属していますが、無くても接続出来そうな感じです。

それでは、早速接続してみることにします。

ここで、5歳の私の子供に接続を手伝ってもらいました。

 LANポートにLANケーブルを差し込んで、

 壁側のコンセントに接続。

 マスターアダプタのほうはこれで接続完了です。

子供でも簡単で接続が出来る商品ですね。

LANケーブルはNTTのフレッツ光のレンタルルーター「PR-400MI」のポートに接続しています。

次に、ターミナルアダプタ部分ですが、ルーターとマスターアダプタが

同じ部屋にある、

REGZAに接続します。

TV周りは壁側のコンセントが1つしか無いため、タップを使用します。

 こちらも子供に接続のお手伝いをしてもらいました。

 無事、接続完了です。

この時点で、REGZAのネット接続を確認しましたが、ちゃんと接続されていました。

あっさりとネット接続が完了してしまいました。非常に簡単です。無線LANより簡単です。

REGZAがネットワーク接続が完了したので、ネットワークダビングにチャレンジします。

 今まで、

最大54Mbpsのメディアコンバータを使って無線LAN化していましたが、

約1.5倍くらいの時間がかかっていました。（2時間分の番組で3時間も。）

これでは、手軽にネットワークダビングできません。

PLCアダプタを利用した際にネットワークダビングの時間を測定したいと思います。

 メディアは6倍速で約96分のTV番組

「係長　青島俊作　THE　MOBILE　事件は取調室で起きている！」を録画してみたところ、

約86分でダビングが完了しました。大幅な時間短縮です。

次に2倍速のBD-REでネットワークダビングをしてみました。

機動戦士ガンダムSEED　 PHASE-44「螺旋の邂逅」約30分

をネットワークダビングしたところ、約33分で完了しました。

6倍速のメディアだと録画時間よりも少し早くダビングできるのですが、

2倍速だと数分多くかかるようです。しかし、今までよりも大幅な時間短縮が出来た点では

PLCアダプター導入のメリットはあると思います。

ターミナルアダプタの方は、タップでの接続のため、

壁面コンセントに接続が可能であれば、

速度はもっと伸びる可能性があると思います。

次に速度面ですが、

うちの無線LAN環境では、

上りは、

約12Mbps出ています。

下りは、

 42Mbps出ています。

PLCアダプターを使用して、REGZAで接続して測定した結果ですが、

上り

5.28Mｂｐｓです。無線LANに比べると遅いですね。
下りは 

3.32Mbpsです。こちらも遅いです。

ちなみに比較用に、

の場合での速度計測ですが、

上りは

5.19Mbpsとあまり速度はかわらないですね・・・。やや遅いのですが。

下りは

3.29Mbpsとこちらもほとんどかわらず。

メディアコンバーターと比較して、ネットワークダビングの時間が激減したので、

速度に期待したのですが、やや早い程度でそんなにかわらない結果でした。

次に、2階にある、

でのレビューです。こちらは、無線LANの子機が非常に熱を持ち、回線スピードが

安定せず、ネットが出来ない不具合が出ていました。

要は、無線LAN子機の電波の感度がよくない場合に起こる現象らしく、

このPLCアダプターで解消できないかと思いました。

家の1階の見取り図（汚くてすいません。後日整備します。）です。

現状居間にマスターは壁のコンセント。REGZAはタップに接続しています。

2階の見取り図です。（こちらも後日綺麗なものをアップします。）

こちらもタップでの接続をします。（壁側のコンセントが近くに1つしかないため。）

 部屋は元々トイレだったところらしく、縦長の部屋です。物置のような状態の部屋に

自分所有のPC関連の物を置いたりしています。

（1階はメインマシンとルーターとプリンタ程度。）

ネットの回線速度を測ってみると、

上り

5．57Mbpsです。REGZA接続時よりも早いですね。

下りは、

7.95Mbpsです。こちらもREGZAより早いです。

回線は、無線LANの時と違って安定はしているのですが、速度がいまいち。

これなら、

同機種の無線LANルータ－を購入して、中継基地にして電波感度をあげるか、

電波感度の良い無線LANルーターを購入した方がいいと感じました。

ちなみに、マスターもターミナルも両方タップに接続した場合も試してみましたが、

同じ部屋にあるREGZAでの接続の場合はネット接続できましたが、

2階のセカンドマシンでは、ネット接続できませんでした。

両方のタップ接続はやめた方がいいと思いました。

ただ、対応のタップの場合はうまくいくのではないかと思いますね。

最後に総評ですが、このPLCアダプターは、

TVやゲーム機、レコーダー等の無線LAN内臓でない機器に、

ネットワーク接続する際には良い商品だと感じました。

LANケーブルとコンセント接続で簡単につなぐことが出来るからです。

有線ケーブルで長々と配線しなくても良い点もあるからです。

しかし、パソコンのような無線LAN環境が備わっている機器では無線LANで接続した方が

良く感じます。

（※私の場合です。電気配線の内容によってはもっと早い速度になると思われます。）

約15,000円のかかるのではあれば、感度の良い無線LANルーターや

中継基地用のルーターを購入した方が安上がりです。

また、私のように古い家では、壁のコンセントが1つしかないところもあり、

仕方なくタップ接続を余儀なくされる場合も多いので、家の環境によって購入の判断は

されるべきです。タップ接続では速度の高速化、安定性は期待できないです。

追記があれば、継続してレビューしていきます。