レベッカ(REBECCA)もの。もう一枚同様、
女子大助っ人リズム隊時代に入手。でもこっちはリミックスなので、(少しそのテイストを混ぜたくらいで)実際には一曲以外演奏していない。レベッカをコピーして感じたのがドラマーの小田原豊の良さ。当時自分の聴くドラマーの傾向になかったタイトさ。ちょうど彼は当時ロートタム(胴=筒のところがない打面のみのようなタムタム、響きはないがアタックが強い音がする)セットで弾けるような音、拍の裏裏にシャドーのように入れるバスドラム、とセット、奏法ともにダンサブルな曲調に合っていた。さらにその残響がほとんどなくキレの良い音色/奏法はリズムマシンとも相性が良く、店でかかっていたこのリミックスアルバムが気に入って手に入れてきた。「OLIVE」。リミックスであることが良く判る出だし。ソリッドでタイトな小田原のドラムに被さるように16分音符刻みの打ち込み丸出しのハンドクラップとボンゴで作られる空間にNOKKOの声が切り込む。この時点ではギターレスであったこのバンドはこういったリミックスと相性が良いのかも。リミックスも切り取ったフレーズをつなげ直してリズムを強調しただけ、と言うようなありきたりのものではなく、タイトな小田原豊のドラムを活かしたつくり。
「MOTER DRIVE」は、このアルバムのバージョンのままで唯一演奏した曲(延々続くエンディングはちょっとはしょったケドネ..)。やや前ノリの小田原のドラミングを再現しようとすると走ってしまったりで難しかった記憶がある。でもソロがなく、ボーカルのセリフで曲間を繋ぐ、というのもアマチュアバンドにはらくだったりして...(^^ゞ
「MOON(ENGLISH VERSION)」。元曲の詩の良さは(cybercatの語学力のなさもあいまって)なくなっているけど、元曲の夜を思わせる暗さとこの静かなアレンジとはとても合ってる。英詩が元だと(日本語が元でもスゴイ譜割りなんだけど)絶対出てこないメロディライン、ヴァイオリン(音色)のソロがより似合っている。元曲にあったわずかな「熱」も殆ど感じないCOOLな出来あがり。
小田原豊のタイトで締まったドラムスが良く引き立った曲。そんな曲は当時の自分の好みとは違う分野の音楽の扉を開いてくれた。
このアルバムのアタリから日本の曲もよく聞くようになった、という記憶があるそんな、作品です。
※Amazonはもう「CD選書」しかないのでそれに繋いでいますが、自分の持つのはホログラムスリーブケース入りの初盤です。
【収録曲】
1. OLIVE
2. CHEAP HIPPIES
3. TENSION LIVING WITH MUSCLE
4. MOTER DRIVE
5. MOON(ENGLISH VERSION)
6. NERVOUS BUT GLAMOROUS(ENGLISH VERSION)
7. WHEN A WOMAN LOVES A MAN
8. RASPBERRY DREAM
9. POISON MIND
10. WALKING IN THE WARM RAIN(ENGLISH VERSION)
「MOTER DRIVE」
「MOON(ENGLISH VERSION)」
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購入金額
3,200円
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購入日
1998年頃
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購入場所
北のラブリエさん
2012/09/22
好きなアルバムです。
"TENSION LIVING WITH MUSCLE"が妙に好きでしたw
cybercatさん
2012/09/22
>"TENSION LIVING WITH MUSCLE"が妙に好きでしたw
3曲目から6曲目までは流れも良くてキマッてましたねぇ。