レビューメディア「ジグソー」

赤に幻惑されるのもまた一興

戦国時代の赤備えか、第一次世界大戦のリヒトホーフェンか、はたまた宇宙世紀の彼なのか。いや、間違いなくこの電源の元ネタは3つ目だろう。
古来より、特に戦いの場では特別なものとして扱われる傾向のある「赤」。まさにコイツは赤い電源。PCを圧倒的な高性能を持って特別な赤とするか、はたまた赤い火を噴いて黒くなるか。

その名も赤い彗静。例によって頂き物。廉価電源としては珍しい14cmファンを搭載したモデルで、その分奥行きも一回り大きい。しかし値段とメーカー、スペック考えると残念ながら見掛け倒しのネタアイテムだ。

しかしこうして赤を出されるとインパクト大だ。赤…いやむしろ緋色を思い起こさせる鮮やかな筐体。

ただ赤くて金属で四角なのでどっちかといえば郵便ポストの感がある。

14cmファンを持っている点以外は特に見るべき点も無い普通の廉価電源だ。マザー向けコネクタも4pinの田コネクタが1つなので最近の8pinマザーだと余ってしまう。一方PCIexpress用補助6pinコネクタを2個備えているので9800GTXなんかも動かす気のようだが、このクラスの電源で動かす度胸は無い。せめて上位の大容量モデルなら…いややっぱり…。



という訳で赤い!としか言いようの無い電源なのだが、入手したからには通電テストをしてみよう。まずはテスターでチェック。

大丈夫だ問題ない。

お次は変換効率を見てみよう。とはいうものの、はっきりいって今時の80PLUS認証電源と比較するのは酷というもの。そこで1000円で大量放出されていたまさに廉価電源POWER MAN IP-S450CQ2-0

と効率を比べてみよう。
しかしこのPOWER MAN IP-S450CQ2-0、効率的には80PLUS St認証の電源に食いつくスコアを出したり、私の周囲で5台も動いているにもかかわらず(しかもそのうち2台は相当な長時間稼動)にもかかわらず1台も故障報告が来ていないというある意味恐ろしい電源だ。果たして…
使用PCは655K(OC)+GeForceGT220
使用PCは655K(OC)+GeForceGT220


まるで太刀打ちできてねえ!POWER MANに対して10Wプラスとか我が家でもワーストクラスの効率だな!むしろPOWERMANの方の変換効率を真面目に計測しておいたほうがいいような。

という訳でやっぱり赤いだけです。でも赤いとなんか嬉しいですね。
パソコンにつけるとメッチャ浮きます
パソコンにつけるとメッチャ浮きます
  • 購入金額

    0円

  • 購入日

    2012年07月頃

  • 購入場所

コメント (7)

  • notokenさん

    2012/09/14

    赤というよりオレンジのような…。

    武蔵野線と京葉線、どちらに近いです?
  • 下小川さん

    2012/09/14

    武蔵野ほどオレンジでもなく、京葉ほど青が入ってるわけでもなく、どっちかといえば朱色4号かもしれません。

    電源はさすがにネタだけで買うと怖いパーツですからねえ。
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