2020年4月追記
度々データが壊れる現象があり、それがLANボードなのか記憶域プールなのか
分かりませんが、記憶域は信頼性が心配になったので現在使っていません。
WHS2011サーバーから、Windows8サーバーに変更しました。
Windows8の「記憶域」は、複数のHDDをまとめて扱えて、自由に容量を変えられる新機能です。 物理ディスクの容量による縛りを取り払ってくれます。
まず 5台のHDDを提供し、9TBの「記憶域プール」を作成しました。
この「記憶域プール」に重要度によって3つのタイプの「記憶域」を作成しました。
・3方向ミラーの記憶域:
HDDが同時に2つ壊れても大丈夫。 5台のHDDが必要。
仕事のデータに使用。
・パリティの記憶域:
HDDが1つ壊れても大丈夫 3台のHDDが必要。
写真やビデオなどの家のデータに使用。
・シンプルの記憶域:
HDDが壊れたら回復しない。
一時的なデータ用に使用。
記憶域の種類によって容量が変化します。 例として1TBx5台の記憶域プールをそれぞれの種類で使い切った場合、使える記憶域の最大容量は以下のとおりです。
・3方向ミラー: 1.51TB
・パリティ: 3.03TB
・シンプル: 4.54TB
3方向ミラーは、3つのHDDに同じ内容を書き込むので安心ですが、ディスク容量を喰います。
それぞれの「記憶域」の速度を測ってみました。
3方向ミラー
パリティ(3台)
シンプル
パリティは読み込みは速いですが、書き込みが1/3くらいに遅くなります。
Windows8のGUIによるパリティの記憶域の作成は、デフォルトで3台のHDDを使うようになっています。 これを、4台以上使うように設定すると、パリティの速度が多少改善されます。
4台以上使うパリティの記憶域を作成するには、管理者権限で起動したPowerShellから以下のようなコマンドを実行します。 (参考サイト: 薩摩藩中仙道蕨宿別邸)
PS> new-virtualdisk -storagepoolfriendlyname 記憶域プール -friendlyname Home -provisioningtype thin -numberofcolumns 4 -resiliencysettingname parity -size 3TB
結果、readは4台から行うので更に速く、writeも多少改善されました。
パリティ(4台)
こうして3つの種類の「記憶域」を作成して使い始めました。
ディスク容量が足りなくなったら、HDDを「記憶域プール」に追加して、足したい「記憶域」のサイズを大きくするだけです。とても便利です。
尚、「記憶域」は、ブートドライブには使用できません。
WHS2011にあったクライアントやサーバーのシステムディスクのバックアップ機能は、各マシンで、「Windows 7のファイルの回復」設定で、毎週ネットワークのサーバーにバックアップしています。
コントロールパネル -> ファイル履歴 -> windows7のファイルの回復
Windows8の「記憶域」機能は、 物理ディスクの容量による縛りを取り払い、ミラーリングなどでデータを安全に運用できます。
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購入金額
0円
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購入日
2013年05月10日
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購入場所
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