本日、イスラエルから宅配便が到着しました。

箱には、見慣れない文字が並んでいます。

 ブツは、ThinkPad X220 用のマザーボードです。

ThinkPad X220 は、CPUがBGAタイプなので単品でのCPU換装は、できません
このマザーボードは、Core i7 2620M　が搭載されたものを海外通販で個人輸入しました。

それでは、CPUクーラーを取り外してみましょう

 画面中央下に見えるのがCPUの、Core i7 2620M　です。

右上にあるのがチップセットの Intel QM67 Expressとなります。
共にBGAパッケージとなるので取り外し不可能です。
このX220は、Core i7 を搭載するとUSBポートが、USB3.0になるので
外付けのHDDも高速化できて非常に使い勝手が良くなります。

Before CPU：Core i5 2410M (2.3GHz 　turbo・・2.9GHz)
After CPU：Core i7 2620M (2.7GHz 　turbo・・3.4GHz)　USB3.0

それでは、換装に取り掛かりましょう！

ThinkPadは、マニュアルが充実していてLenovoのサイトから分解マニュアル
がダウンロードできます。

基本的にそれを見ながらやれば誰でも換装は、簡単にできます。

1_まずバッテリーを取り外し、裏面のネジを全て外します。

2_キーボードを上にスライドさせながら、めくるとキーボードが外れます。
　　（固定は、裏面のネジのみです。）

3_パームレストは、引っ掛けているだけなのでゆっくり外します。

パームレスト下には、
・スピーカー　・BlueToothモジュール　・無線Lanモジュール　・バッテリー
があるのでそれぞれ取り外します。

4_次は、キーボードベゼルの取り外しです。ネジ２本と側面は、引っ掛けているだけ
　なので簡単に取り外すことができます。

 5_後方のネジを2ヶ所取り外すとLCDが取れるので上向きに抜きます。

6_VGAコネクターのナットを緩めるとマザーボードが外れます。

ここまで約１５分程度です。　結構簡単に分解できました。

組み立ては、逆の手順で行います。

組み立て後、Windowsを起動し確認するとCPU：Core i7 2620Mとなっています。
再セットアップしないでそのまま使用することが出来ました。

但しUSB3.0のドライバーだけは、導入しないと認識しません
Lenovoのサイトからダウンロードしてインストールします。

最後にシリアル番号を変更します。
※新品のマザーボードには、製品名、シリアル番号が登録されてないので起動時に
　「シリアルが無いよ～」というエラーが発生します。（メッセージだけなので起動は、できる）

　「Lenovo ThinkPad保守用ディスケット」をダウンロードします。

解凍後FDを入れ「メンテナンスディスケット」を作成します。

 この「メンテナンスディスケット」から起動します。
メインメニューで、「1. Set System Identification」を選択します。

「1. Add S/N data from EEPROM」を選択します。

ＰＣの裏に記載されている番号　4286-CTO　S/N AB-CDEFG　をメモします。
先頭に1Sを付けて「1S4286CTOABCDEFGと入力するとシリアル番号の変更は、終了

次は、UUIDの再設定をします。
メインメニューから「4. Assign UUID」を選択します。

結構　簡単に換装完了！

最後にエクスペリエンス　インデックス

ノートPCとしては、結構なスコアのような気がします。

こうやって自作PCのようにアップグレードできちゃうところが
ThinkPadの魅力　(^.^)

打ちやすいキーボードに高速CPU＆USB3.0が加わり当面、使い続けて
いきたいと思ってます。

後は、12.5インチの高解像度パネルを出してくれないかなぁ。。。Lenovoさん