汎用タイプで様々なGPUに対応しています。
対応表にGTX570は載っていませんが、セット可能だったのでレビューに残しておきます。
まずGTX570の分解。
使用したのはPalit NE5X570S10DA-1101F。
基盤裏のネジを全て外してやさしく引き剥がすとこのような感じに。
さらにGPUクーラーから、GPUファンを取り外します。
下の画像の黒い板は、メモリやVRMを覆っていたヒートシンク(バッファ版)。
メモリやVRMの熱を吸収してファンの風を受けて冷やすためのもの。
これを今回は再利用するので残しておきます。
この3つを組み立てます。
ヒートシンクを取り付けなおしました。
こんな感じになります。
この上にGPUウォーターブロックを載せます。
ヒートシンクよりGPUコアのほうが若干背が高いので、問題なく取り付けが可能です。
XSPC RASA GPUを取り付けました。
GPUコアの面積より、XSPC RASA GPUのほうが広いので、ヒートシンクに一部接触します。
これを逆に利用して、ヒートシンクとXSPC RASA GPUの間にもサーマルグリスを塗り、ヒートシンクの熱も多少吸収できるようにしています。
ウォーターブロックとヒートシンクの間に、白いグリスが見えます。
多少はヒートシンクの熱も吸収してくれるはず。
フルカバータイプではないため、もう少しやっつけ感が強いかと思いましたが、そうでもなく、これはこれで「水冷してるぜ」的な精悍な顔つきに変わりました。
裏から見るとこのような感じです。
陰になって見えませんが、付属品の絶縁ワッシャーを基盤とネジの間に挟んでいます。
基盤とコアと水枕に隙間が生まれないように、このネジもしっかり閉めて固定します。
*現在、仮組み中なので、本格的に稼動させたらOCCTを走らせて、冷え具合を確認したいと思います。
*基盤上のメモリやVRMがあまり冷えなかった場合、奥の手を使いたいと思います。
冒頭でも触れていますが、この水枕は汎用タイプ。
このウォーターブロックの最大の利点は使い回しが利くということです。
反面、メモリやVRMには別途ヒートシンクを購入して張り付けることになります。
メモリやVRM、GPUコアを全てカバーして冷却するための、フルカバータイプもありますが、このフルカバータイプは基盤ごとに形状がバラバラですので、GTX580からGTX680に乗せ代えるなどの使い回しは一切できません。
汎用タイプとフルカバータイプは一長一短ということになりますが、金銭面でいうと、汎用タイプのほうが圧倒的にコストが安く付きます。
下記の対応表に基づいてGPUコアを水冷化することができます。
[[[ 対応表 ]]]
Nvidia Geforce Reference Designs
GTX580, GTX480, GTX470, GTX460, GTX285, GTX280, GTX275, GTX260, GTS250, 9800GT, 9600GT, 8800GTX, 8800GTS, 8800GT
ATI/AMD Radeon Reference Designs
6970, 6950, 6870, 6850, 5870, 5850, 5830, 5770, 5750, 5670, 5570, 5550, 4890, 4870, 4850, 4670, 3870, 3850, 2900, 1900
このウォーターブロックの足は少し変わった形状をしていますが、この形にあえばなんでも取り付けることが可能です。
「口金のサイズさえあえばいいのさ」とはマッコイじいさんの名言ですが、まさしく穴の位置さえあってしまえば、どのGPUにも取り付け可能です。
残念なことに、寸法図がメーカーサイトにも掲載されていないので、心配な人は、寸法図が掲載されているEK-VGA Supreme HF(少し高いですが)を選択したほうがいいかもしれません。
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購入金額
4,980円
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購入日
2012年頃
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購入場所
CoolingLab
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