TSファイルのカット編集からBDへの焼き出しまで行えるオーサリングソフト。
このソフトの最も際立った特徴は事前に自動CM候補検出&キーフレーム挿入を行えることですね。
ただし、常に完璧に検出を行えるわけではないので、手動による調整が必要です。
今まで使ってきて分かった特徴は以下のとおり。
1.検出するのに時間がかかる。
30分番組で30~35秒程度かかります。
複数クリップを事前にまとめて検出できるので、事前に済ませておけば効率よく編集できると思います。
2.頭から本編開始時まではカット対象にならない。
カットする場所はすぐに分かるので、これに関しては問題なし。
3.「この番組はご覧のスポンサー~以下略」の部分はカット対象にならない。
ここをカットするかは個人で分かれると思うけど、私はカットしたい派なので調整しています。
何故かキーフレームはちゃんと挿入されてるんですが、企業名のところは残せと業界から圧力でもかかってるんだろうか?(^_^;)
4.本編とCMが半分ずつ被ったフレームが残る場合がある。
こんな感じ
毎回ではないけどこういった現象が発生するので、カットした部分の前後は確認した方が良いです。
上記の他にも、番組構成にもよってはCMを本編と誤認するので、基本的にはカット部分を手動で確認した方が賢明です。
番組によっては大して役に立たないと思いがちですが、それでもCMの場所が事前にある程度分かるだけでも助かります。
もちろんカットだけでなくキーフレームも好きなところに挿入できるので、CMに入らずにAパートに入る番組でAパート開始時に挿入したり、歌番組で曲の前に挿入するなどすれば、再生の時に便利だと思います。
※歌番組は手動で入れるのは結構大変ですが(笑)
また、編集作業を終えてオーサリングをしようとすると、容量によっては下のような警告が出てきます。
ただ、これはあくまで予測でしかなく、実際にはこの警告が出ても問題なく焼ける場合が結構あるので、あくまで参考程度と考えた方が良いです。
あと、このソフトはGeForceシリーズのCUDAを併用できますが、他にも元ファイルをRAID環境に置くことをお勧めします。
「WD15EARX」×3台(Raid0)と「WD20EARS-00MVWB0」×1台で比較した時に、レスポンスがかなり違い驚きました。
どういう理屈かは分かりませんが、編集するTSファイルによっては不安定になるなど少々不安なところはありますが、それでもこの使い勝手はバツグンとしか言いようがない!
今までは「TMPGEnc Video Mastering Works 5 ダウンロード版」で一々エンコードしてて、正直面倒になって放置気味になっていたんですが、コレのおかげで溜っていたTSファイルを手っ取り早くBD化出来るようになり、100枚近く手元にあったBD-Rが残りわずかという事態になってます(^_^;)
HDDがTSファイルで一杯になり増設を考えている方は、このソフトの導入を考えてみてはどうでしょうか?
-
購入金額
5,860円
-
購入日
2013年07月頃
-
購入場所
ZIGSOWにログインするとコメントやこのアイテムを持っているユーザー全員に質問できます。