この「黒の合う白」というのは結構重要で、黒が多い近年のPCケースの中では、白い色はレア、とまでは言いませんが、アクセントになります。
そのうえ、黒いパーツを選んでも、変に目だったりしませんから。
先日手に入れたジャンクマザー
を使うATXケースを、安価な製品の中で探していました。
ZALMANのZ9 Plus、AntecのSonata IVと迷ったのですが、Z9は大人気で、持っておられる方が多いので、あまり面白くありません。SonataはとHDDの冷却があまり好きではないので候補から外れます。
ということで、最終的にはこれになりました。
あまり内部にほこりを入れたくないので、サイドパネルの穴が開いている部分が少ないのもポイントです。
さて、早速ですが、組み立てていきます。
このケースは、最近のミドルタワー型の製品としては小さめで、特に奥行きは近年珍しい、50cmを切る製品です。
また、HDDなどの設置も横ではなく、縦になりますので、ビデオカードの長さによっては、干渉して設置できなくなるものもありそうです。
ケースの裏側はほとんどスペースがなく、裏配線はほとんどできないといっていいと思います。
特に、マザーボードの裏側のところに線を通すことなど、考えられていないと思います。
さすがにHDD裏のスペースを使うのが精いっぱいで、これくらいしかできませんでした。
内部の作業スペースですが、横よりもたて、特にケース上側のスペースが非常に狭く、サイドフロー型のCPUファンを使っている際は、非常に入れにくくなっています。
現在、CPUクーラーはZALMANのCNPS9900MAXですが、横の余裕は1cmほど。
メーカーで調べると、クーラーは170mmまでの対応らしいので、よほどのものでない限りは大丈夫そうです。
ケース本体の作りのほうは、あまりよくありません。塗装も昔ながらといいますか、削れたらすぐに取れてしまいそうです。
同価格帯の製品では、Z9のつくりが圧倒的にいいことが、よくわかりました。
いまさらになって、Z9のほうがよかったかな?と思ってしまいました。
USB3.0モデルを買えば、サイドパネルはアクリルで、塞がれますから。
まあ、買ってしまったものは、仕方がありませんが。
組み込んでしまってからの使い勝手は、かなり良好です。
ケース自体の鋼度は折り曲げてある分、まあまあなものになっていますし、天井の面もへこむことはありません。
一緒に組み込んだカードリーダーの固定が片方しかできず、若干甘いですが、不満点はそんなところ。
起動中の様子ですが、中のライトがほとんど目立ちません。非常に地味です。
私の位置からは、CPU温度を表示するランプが見えます。
結論としては、6000円前後だと、まあこんなものなのか、という感想です。
最近のケースは、安くても意外にいいものがあったりしますが、
この製品はそれより1ランク落ちるくらいだと思います。
Z9がある以上、少なくとも+1000円出して買う代物ではないと思います。
私はZ9の前面のZの部分がどうにも好きになれず、買うことはありませんが。
また、黒のパーツを使ってもおかしくならないケースならば、コルセアの方にもそういったものがあります。値段は倍ほどしますが、つくりも段違いによくなっています。
私の総合的な評価は低いものの、ミドルタワーの中では小さめの部類に入り、しかも外観はそれなりに好みの製品になりますので、長く使っていこうと思います。
初めの評価がすごく悪かった製品も、使っているうちに、お気に入りになることもありますから。
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購入金額
5,980円
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購入日
2012年07月26日
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購入場所
ソフマップ
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