筐体は極めてコンパクトで、最近の小型システムコンポのアンプと大差は無い大きさでしかありません。中身もシンプルで、体積の大部分を占めているのはトランスと電解コンデンサー2本だけで、その他の回路は隙間に押し込まれているという印象です。
パワーアンプとはいえあまりにシンプルなフロントパネル(電源ランプすらありません)に度肝を抜かれます。スイッチも電源以外にはスピーカーのON/OFF(2系統)とBTL接続のON/OFFしかありません。当然ボリュームコントロールも出来ないわけですが、なぜかヘッドフォン出力端子だけはあります。この端子の有用性は正直疑問ですが…。
買ってきたばかりですので動作検証を兼ねて最低限の環境で再生してみました。再生環境は以下の通りです。
・プリアンプ ONKYO P-308
・CDプレイヤー Victor XL-Z621
・スピーカー SANSUI SP-50
音質をきちんと評価できるような構成ではありませんが、それでも予想以上に好感触でした。それほど抜群の分解能というわけにはいきませんが、低域方向も本体の大きさから想像されるよりは馬力は出ますし、ヴォーカルなどは一瞬「おっ」と思わせるような質感が出ます。スピーカーは押し入れから久しぶりに出してきたような代物で、再生開始後10分少々は寝ぼけたような音質だったのですが、30分ほど鳴らしているとだいぶまとまってきたという印象です。
故障していると厄介ということで最低限の環境で鳴らしてみたわけですが、コンディションも特に問題はなさそうですので、今度はKENWOOD L-01Aとの比較試聴でもしてみようと思っています。
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購入金額
7,980円
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購入日
2012年07月21日
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購入場所
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