最初は興味本位でした。
デジタルアンプの可能性を試してみたく、
分からないものはまずは作ってみるべきだ、
という事でデジタルアンプ自作に走りました。
調査をしていくと、
自作で有名な所でTA2020のICを使ったものが有名なようで、
ラステームのRSDA202なんかもこのICを使用している。
まずはこれを作ってみても良かったんですが、
選考の結果カマデンのTDA7491KIT
を使用する事に決定。
あえてTDA7491にした理由は、
・ポップノイズに有利である事
・TA2020+リレー(ノイズ対策)の回路代を考えると、こちらの方が安価である事
・TDA7491のデータシートにあるサンプル回路とほぼ同等の回路構成のKITである事
(同一回路を組むのであれば、ユニバーサル基盤に作るより実装面積で有利なはず)
・どうせなら一ひねりしたい
とりあえず組んで音出しをした所、
これが4000円の回路が出せる音なのか!
と素直に驚きました。
電源も安いスイッチング電源にした上、
KITの値段もあってそこそこの物と思っていたのですが、
良い意味で期待を裏切ってくれました。
音の分解能が良く、素材の音がそのまま出ているような味付けは無い物の素直な音。
結局このままケースに放り込んで、今ではパソコン用のアンプとして一線で使用中。
デジタルアンプだし、理屈上ではノイズが乗るんでしょうが、
このコストパフォーマンスを考えると非常に優秀だと思います。
デジタルアンプの場合、主の機能はほとんどIC内に入っており、
外付け部品が無い事がコスト効果が大きくなる要因でしょうね。
アナログアンプだと、どうしてもディスクリート部品が多く、
部品の品質(金額)=音質という図式でしょうけど、
デジタルアンプの場合、4000円(電源、ケースを含めても10000円程度)も出せば十分鑑賞に値する音を出せる事が分かり、
有益な実験結果となりました。
-
購入金額
10,000円
-
購入日
2010年07月03日
-
購入場所
kenさん
2011/07/04
綺麗にケースに収まっていて、色々と後で改造できそうで、
面白そうですね。
Manyaさん
2011/07/04
自分で作ると原理の勉強にもなるので、面白いです。
そのうち電子ボリューム化をして見たい所です。