現在言えば、ATOMに近いローエンドな統合プラットフォームです(;=゚ω゚)=333
【メーカー/型番】不明 / GCT-MGX
【チップセット】Cyrix Cx5510
【Socket/Slot】MediaGX Onboard
【対応CPU】MediaGX Onboard(交換不可)
【メモリスロット】SDRAM×2、SIMM×4
【拡張スロット】PCI×2、ISA×2
【主なオンボードデバイス】IDE(U-ATA未対応)、VGA(D-SUB、RCA、S-VIDEO付)、サウンド
【フォームファクタ】BabyAT
【リリース時期】1997年頃
1997年当時にしてはトピックが非常に多いマザーボードでした。
MediaGXはCyrix(サイリックス)社が提案したプラットフォームで、当時はグラフィックやサウンドカードは拡張カードしたり別チップオンボードで増設・搭載するのが一般的でしたが、MediaGXではCPUの中に、486互換の同社のCPUである5x86コア、メモリコントローラ、グラフィック、サウンドを統合していました(;=゚ω゚)=333
また、BIOSも同社が提供することにより、ハード的にもソフト的にも安く仕上げることができ、非常に安価なPCを作ることができました。当時、PCの黒船として話題となったコンパックの1000ドルPCにも搭載されています。この機種もウチにありますが・・・
↓1000ドルPC。コンパック Presario2210(まだHPに残っていました。PDFカタログです)
http://h50146.www5.hp.com/products/catalog/old/j00197-709...
フォームファクタはATXが普及する前の、Baby-ATです。ATXとは異なり、背面のコネクタ類はキーボードを除き、すべてブラケットで接続します。キーボードコネクタもPS/2では無く、DINプラグのATキーボード用です。もちろん、電源もAT用です。
MicroATXより小さなマザーに、DIMM、SIMMの両方のメモリソケットやCPUや各種ペリフェラルが搭載され、当時のPCとしては非常に集積度が高く、拡張カード無しでもPCとして使えることに驚いたものです。また、MediaGXのマザーの多くにはTV出力(RCAとS-VIDEO)が搭載されており、ブラウン管のTVに繋げてゲーム等を楽しめるのも特徴でした(;゚∀゚)=3
欠点と言えば、CPUが486互換なので同クロックのクラシックPentiumの8割程度の速度しかないことと、性能が不足してもCPUが交換できないことですね(^^;
当時は熱狂的なサイリッカー(サイリックス信者)だった為、MediaGXマザーも大量に動体保存されています(;=゚ω゚)=333 他のモデルは、右上のものリンクからどうぞ。
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購入金額
17,000円
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購入日
1998年01月頃
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購入場所
日本橋のどこか
はにゃさん
2012/07/13
ふっけんさん
2012/07/13
私もAT電源を触る機会はほとんど無くなりましたね。
知識が無いと2つのコネクタを入れ違えることがあって、今考えると怖い設計でしたね(^^;