家も家具もシンプルにまとめたいという思いもあり、通常の羽根が回る扇風機では無く「タワー型」を買ってみようと決意。
タワー型ファンとは、その名の通り、羽根を回して直接風を当てるようなタイプでは無く、本体のスリットから送風するというタイプです。
メリットとしては、巨大な羽根パーツが無いぶん、部屋に生活感がなくなること。設置スペースも狭くなるため、場所をとりません。
デメリットとしては、やっぱりモーターの小型化による「音」。普通の扇風機よりも高価で、音もうるさいというのが定説ですね。しかし扇風機というのは構造上、強風にすればするほど風切り音が発生するものです。完全な無音はありえないと思うので、どこまで自分が違和感を持たないかというところがポイントになりますね。
今回、タワー型を購入するにあたって考慮したのは「DCモーター」という部分。
このモーターは通常のものと比べて少しコストが高くなるようなのですが、省電力で静音性が高いそうです。
ただ、あまりメーカーもこの「DCモーター搭載型」を製造していないみたいですね。ラインナップがとても少ないです。
冷蔵庫や洗濯機などのように「長期に渡って使う」というものではなく、扇風機という生活家電は「安くてそれなりのもの」という購買行動から、メーカーが低コストのものを制作していることが伺えます。
また、主婦目線からも「お隣の家よりも大きいものを」という見栄っ張りな購入の仕方がある車や冷蔵庫のようなものではなく、安いものでもどうでもいいものと考えられていると考察できます。
扇風機の冷遇さがひどいな!
ただ、かなりの省エネを実現できるので、つけっぱなしでもあまりお金がかからないとのこと。
ウチは吹き抜けなので、エアコンの空気をかき回すという役目も与えたかったので、微風でもつけっぱなしにできてお金がかからないというのは大歓迎。
というわけで、DCモーターの製品を探したのですが、あまり選択肢がなく。
購入したのは、アピックス(APIX)というメーカーのタワー型ファン。
特にこの商品がベストの選択というわけでもなく、スリムとか電力とか値段とかバランスを考えて、要項を全て満たしていたこの製品にしました。
こんな箱。
スキー板が入ってそうな大きさです。ただ大きさに比べ異常に軽いです。
風が吹いたら倒れても不思議じゃないレベル。
開けます。
中がスカスカと思っていたら、わりと箱の大きさ=本体でした。
2つに分解されている土台をはめこみ合体。
この土台がよくできていて、つまみをくるくると回して固定します。
器具がいらないので取り外しも楽だし、目立たなくていいですね。
完成!
本体はプラスチックですが、安っぽくはなくちゃんとしてます。
タワー型はよく安定感がなく倒れそうというのを聞きますが、この AFT-940R は上から下に向けて広がっていることもあり、とても安定しています。小突いたりぶつかったりしても倒れることはなさそうです。
部屋の隅に置いてあっても扇風機と気づかれないようなデザインですが、骸骨のようなルーバー部分のビジュアルには好き嫌いがでそうですね。
高さですが、腰の高さくらいだと思います。
床面に座って生活するひと、椅子に座る人のどちらにも風が当たるような設計でしょうね。
また、低い位置に風が流れるので低いベッドなどにも都合が良いです。
正面のところに、風力や消費電力が表示されます。
消費電力は、いまのとこ3ワット ~ 4ワットくらい。計算上、1ヶ月毎日 8 時間使っても 20 円以下という計算になるみたい。安い!
スイッチオンしてみたら全然風がこないので、タワー型ってしょぼいなぁと思っていたら・・・。
透明なセロハンが全体的に貼られていました。
全然気づかなかった・・・。
はがしたところ、わりと強力な風が。
「DCモーター」というのは回転数を細かく制御することができ、とくに低回転をコントロールするのが得意らしいです。
その恩恵から、この AFT-940R は風力を 32 段階調節可能。32段階ってすごいですね。
使用してみた感じ、風力 10 以上だとモーター音だか風切り音が気になるようなレベル。
エアコンの音など気になる人はあまりいないと思うのですが、あれと同じレベルです。
風力をあげていけばいくほど、キッチンの換気扇のような騒音にだんだんと近づいていきます。
寝室利用の場合、そよ風のようなイメージの風が欲しいと思うのですが、そんな微風は 風力5以下ぐらい。このレベルは音が全く気になりません。ただ、首振り機能を使うとガチャガチャして、そっちがうるさいです。
タイマーも「1時間」「2時間」「4時間」「8時間」と選択できるので、そよそよという風に揺られながら寝るのもいいですね。普通の扇風機では味わえない微風です。
スイッチ類は、本体の上部にタッチパネル式で用意されています。
タッチパネル式は機構がないぶん壊れにくそうですし、隙間に汚れも入らずお手入れが簡単でいいですね。
本体の上部にスイッチがあるのは、立って使うにはとても便利。ただ座って使う場合や寝て使う場合には、手を伸ばして触ることになるのでかなり大変。スイッチの場所を確認してから押すには、膝立ちして上から覗き込みながら押す必要がるので、高さが仇になりますね。
ただ、この AFT-940R にはリモコンが付いています。
部屋の隅や座ったままでも遠隔操作できるので便利。本体の裏側にリモコンをしまうスペースがあり、そこに収納することができます。
黒い部分には風力や消費電力が大きく表示されて見やすいのですが、その下の2本の黒いスリットも情報表示に使われます。
なかなか分かりやすく、見た目もスタイリッシュでいい感じです。
こういう情報表示の仕方もあるんだな、と勉強になります。
ただ、就寝時にタイマー稼働している際、ずっとかなりの輝度で青く光っているので、部屋を真っ暗にして寝る人は気になるかもです。部屋内が碧く薄明るくなっています。
全体的な感想としては、初のタワー型ですが、なかなかいいですね。
気になる要素はほとんどなく、床置きのクーラーのようなものだと思うと、使いやすいです。
真夏になって強風レベルとか使ったら感想が変わってくるかもですが、いまのとこは大満足。
タワー型という形状のメリット
通常の扇風機とタワー型の大きな違いは、タワー型の方が場所を取らないという点。
羽根を大きくする必要が無く、天地に面積を伸ばすことで風量を確保しています。狭い土地に立ちながら収容人数の多い高層マンションのイメージですね。
また扇風機のイメージは田舎っぽく先進さには欠けるので、モダンな部屋を意識すると美観を損なうことも免れません。タワー型ならモダンでスタイリッシュなイメージはなんとかなります。
風量に関しては通常の物と比較して変わらず、ただし風力は弱いと思います。
風の勢いは騒音とのトレードになるのですが、DCモーターを搭載することで風切り音以外はなく静かで、電気量もエコなのでちょっと強めにしても罪悪感無し。
ソファに座るリビングでも、適度に存在感を消して快適な空間を作れます。
背面のフィルタハッチは経年劣化で黄色く変色します。
羽根の掃除はちょっとしにくい。分解して掃除できる通常タイプの方が掃除しやすいですね。
長年使えば安くなる
DCモーター搭載型としてはコストは悪くない。
ランニングコストを考えると、かなり良いですね。
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購入金額
8,500円
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購入日
2023年08月13日
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購入場所
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