92mmファンのコンパクトなCPUクーラーDEEPCOOL GAMMAXX 200を購入しました。
1280円という低価格なのですが、その性能を確かめてみたいと思います。
仕様
・寸法 103X71X143.5mm(台座、ファンを含む)
・重量 329g
・ファン回転数 900±150-2200±10%RPM
・最大エアフロー 37.18CFM
・ノイズ 17.8~34.6dB(A)
・対応TDP 95W
外観
パッケージです。
台座にはすでにグリスが塗ってありますので、注意して箱から取り出してください。
付属品です。
左がAMD用のリテンションで右がINTEL用のプッシュピンです。
ファンとヒートシンクのみの奥行きは61mmなので非常に薄型です。
ヒートシンク付きの背の高いメモリでも干渉しません。
このようにグリスが最初から塗られています。
確認したところDEEPCOOL Z3というグリスを使っているそうです。
2本のヒートパイプがCPUに直に接します。
ファンはワイヤーのクリップで取り付けられます。
ゴムピンによる取り付けに比べると、ファンの取り外しが容易です。
防振用の小さな円形のゴムがファンの裏側についています。
マザーボードに取り付けました。
ケースの中での様子です。
性能テスト
OCCTでCPUの全コア、全スレッドに使用率100%の負荷をかけて
CPUの温度がどれくらいまで上がるかベンチマークを行いました。
【テスト機材】
CPU INTEL Core i7 3770T
マザーボード GIGABYTE GA-Z77MX-D3H
メモリ CFD W3U1600HQ-4G x2(合計8GB)
ケース SilverStone SST-PS07B
グリス ARCTIC MX-4
【使用ソフトウェア】
測定 HWMonitor 1.19.0 (温度はCPU Core Package)
負荷テスト OCCT 4.2.0
【測定条件】
室温 24度
ロード時温度、回転数 負荷テスト開始から20分以内での最高数値
アイドル時温度、回転数 負荷テスト停止から10分以内での最低数値
ファンの回転数はマザーボードでのAUTOでのコントロール。
比較のためにThermaltake Silent 1156もいっしょにテストしました。
Silent 1156はGAMMAXX 200と同じく対応TDPは95Wです。
【GAMMAXX 200 (900-2200RPM)】
CPU温度 ファン回転数
アイドル 32 ℃ 1054 RPM
ロード 57 ℃ 1819 RPM
【Silent 1156 (800-1700RPM)】
CPU温度 ファン回転数
アイドル 32 ℃ 859 RPM
ロード 59 ℃ 1383 RPM
ロード時だとファンが低速なせいかSilent 1156の方が温度が高くなります。
どちらの製品も低TDPのCPUで使うには十分な性能を持っているといえます。
ファンノイズ
Silent 1156では軸音が気になりましたが、GAMMAXX 200では問題なかったです。
昼間であれば環境音が大きいのでファンノイズはほとんど気になりませんでした。
ただし1200RPMを超えるあたりから徐々にファンノイズが大きくなり始めます。
夏場だとCPU温度が上がり回転数も上がるので音が気になる人がいるかもしれません。
総評
なんといっても1280円という低価格が大きな魅力です。
コストパフォーマンスでいえば最強のCPUクーラーでしょう。
92mmファンであることを考慮すれば静音性も十分あるといえます。
さらに静音性を求めるのなら120mmファンのCPUクーラーを選ぶべきでしょう。
【長所】
1280円という低価格。
コンパクトなのでケースの大きさを選ばない。
ワイヤークリップでファンを取り外ししやすい。
メモリに干渉しずらい奥行きの薄さ。
92mmファンとしては十分な静音性。
低TDPのCPUなら十分な冷却性能。
【短所】
ドスパラのみでしか販売してない。
ヒートシンクの見た目が安っぽい。
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購入金額
1,280円
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購入日
2012年06月03日
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購入場所
ドスパラパーツ館
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