さくぞーさんのもちもの登録で、本アプリを知り、就業中にも関わらずダウンロードしました。

コレ系のアプリは、短時間でAppStoreから確実に削除されて、これまで一度も捕まえることができませんでした。

何をするアプリかといえば、じゃんけんゲームです（間違いはありません）。

が、それはあくまで表向きの姿。実体はiPhoneでテザリングするためのアプリなのです。

テザリングとは、スマートフォンなど（iPhoneを含む）がルータ（ゲート）代わりになり、3Gがつながるエリアならどこにいても、他の機器（PC、ゲーム機等）からインターネットにアクセスできるようにすることを指します。

こうすることで、スマートフォンの定額料金で、どこでもインターネットに繋げられる環境が得られてしまうわけです。

そんなことをされたら困ってしまうのはキャリア（SBMやauやdocomo等）です。定額のお金で、自社のネットワークを使い放題使われ、大幅な負荷がかかってしまうからです。

iPhoneは元々テザリング機能を有しますが、こういった理由からSBMモデルではその機能を使えなくしてあるのです。

禁止された機能をコッソリと開放してくれるのが本アプリ。

実際に使って見たところ、大分癖があるような気がします。

PC側でアドホックのネットワークを準備し、そこにiPhoneを接続する形であることが影響しているかもしれません。

接続ができるようになるまでに、かなりの時間を費やしてしまいました。

それで分かったことは以下の通りです（Windows XP Pro SP3環境）。

• IPアドレス設定は固定（13.37.13.37と10）。
  それ以外ではつながらない。
• ファイヤーウォールは生きていても問題なし。
• オープンシステム＋暗号化無効でないとつながらない。
  各所の情報ではWEPが使えるということだが、当方ではつながらず。
• プロキシアプリをを使った方が便利そう。
  今回はFireFoxだけ確認したため、ブラウザのプロキシ設定だけ変えた。

実際の運用シーンが今のところないため、まだ出番はありませんが、今後使う機会が増えると思いますので、癖をつかんでおきたいところではあります。

とりあえず、一昨日（7/3）に会社内のiPhoneユーザ（後輩）に、この存在を教えたのですが、昨日（7/4）確認したところ、まだ入れていないとのことで、「すぐに入れろ！」と指示しました。

渋々インストールしようとした後輩が「有料ですよ？」と一言。

私がインストールした時は無料だったのですが、すでに有料になっていたようです。もしかすると今の瞬間に削除されているかもしれません。

脱獄すればテザリングは可能ですが、「脱獄＝脆弱性にさらされる」ことになるため、私はこれから先も正規OSで使っていこうと考えています。

素直にSBMが開放してくれれば良いのですが、回線の細いSBMがそれをしてくれるとは思えません。そのため、こういったアプリは実に助かります。なかなか捕まえることはできませんが...。