レビューメディア「ジグソー」

緊急用としても、美術品としても。

昔ふとしたきっかけで買いました。
取り敢えず全体写真。
豪華なボード設計。
豪華なボード設計。


左上のLSIは何とセパレートDACです。なかなか贅沢なボードの作りをしています。
TI社製のTVP3026です。このボードが現役だった頃は他にもIBMのBlueDACなど、DACがセパレートなボードがあったようです。
TI社製のTVP3026です。このボードが現役だった頃は他にもIBMのBlueDACなど、DACがセパレートなボードがあったようです。

今はどれもこれもIntegrated RAMDACとかいってGPU内に内蔵されてますがね…

肝心のGPUはこれです。
写真では見えにくいですが、色々と文言が書かれています。
写真では見えにくいですが、色々と文言が書かれています。

チップ上の刻印は
POWERED BY MGA
64-BIT GRAPHICS
と印字されています。
この時代はすごかったんだろうなぁ…

あと、映像出力端子にも時代を感じさせるものがあります。
左側のコネクタが時代ですね…
左側のコネクタが時代ですね…


筆者が入手したのは4MB版らしいです。らしい、というのはこのカードを滅多に使ってないので詳細を覚えていないのです。チップの配置と裏面シールからの完全推測です。
フレームバッファ用のWRAM, 韓SEC製です。メモリ周りのノイズ対策用表面実装部品にも注目
フレームバッファ用のWRAM, 韓SEC製です。メモリ周りのノイズ対策用表面実装部品にも注目

主要ICやA/Dの交錯するところ、信号のノイズ対策などでしょうが、かなり豪華にチップ抵抗器やらチップコンデンサを多用しています。見ていてとても美しいです。
信号1本1本にノイズ対策!!
信号1本1本にノイズ対策!!

こちらも同上。こちらはちょっと大きいチップ抵抗です。
こちらも同上。こちらはちょっと大きいチップ抵抗です。


OSで標準サポートされているところも良い点だと思います。
速度は……時代が時代ですからね。期待しないほうがいいです。
しかし非常用としてはコレが鉄板でしょう。
もちろん芸術的にも、なんといっても美しい。

まだ黎明期で3Dを使わない感じのカードなのと、クロックが200MHzかそこらなので、全部のチップにファンやゴツいヒートシンクなんてものはありません。
基板も一応多層構造ですが、実装されている部品はすべて足があります。BGAなLSIもありません。

一応VRAMも増設できるようです。
一応VRAMも増設できるようです。

リビジョンはBでした。
リビジョンはBでした。

MILと書かれているが、軍用用途なのだろうか、どこかから流れてきたのか不明です。
MILと書かれているが、軍用用途なのだろうか、どこかから流れてきたのか不明です。

謎のスイッチ。
謎のスイッチ。


以上、駆け足ながらレビューでした。
筆者は主に観賞用として飾ってあります(^_^;) イザとなったら使う予定です。
  • 購入金額

    1,500円

  • 購入日

    2007年04月頃

  • 購入場所

    ELP

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