以前Intel DQ77MKのレビューの際に少し触れましたが、私の十数年のPC歴の中で、MicroATXのマザーボードはほんの数枚しか使ったことがありません。特に、きちんと環境を作ったマザーボードといえば、プレミアムレビューで活躍したDQ77MKの他には、ASUS A8NE-FM程度しかないのです。
これは私が組み立てるPCは、大抵拡張ボードを複数枚装着することになるため、システムの拡張性を重視してスロット数の多いマザーボードを選ぶ傾向があるためです。PCIスロット数の少ないPC-9821シリーズで苦労した経験からか、必要以上に拡張性を重視する癖が付いてしまったようです。
しかし、今年の新春セールで数年ぶりにMicroATXのマザーボードを購入しました。私がきちんと買ったMicroATXマザーボードは、結局組み立てることがないままとなっているASUS N4L-VM DH(Socket 479+Intel 945GM)以来でしょうか。
Z77らしからぬ安さ
MicroATXに縁のない私が何故敢えてこの製品を買ったのかといえば、あまりの安さにつられてとしかいいようがありません。
マニュアルとケーブルが欠品という理由で、保証付き中古ながら2,000円(+税)だったのです。
今までLGA1155のマザーボードは複数枚所有していたのですが、Z77の製品は1つも持っていませんでしたので、1枚ぐらいは欲しかったというのも大きな購入動機となっています。
ASUS製MicroATXフォームファクターのZ77搭載製品としてはローエンドとなる製品であり、上位と比較すると電源周りなどが簡素化されているようですが、DIGI+ VRMは採用されていて、無理をさせなければ不足が生じることはないでしょう。オーバークロックに興味の無い私にとってみれば充分です。
スロット数は当然普段買うマザーボードよりも大幅に少なくなりますが、32bit PCIスロットが残されている辺りに好感が持てます。私の場合オーディオカードはPCIで挿したいと考えていますので1本は欲しいのです。多くのZ97やX99のマザーボードでPCIスロットが廃止されてしまったのが気がかりです。特にX99ではPCIスロット搭載製品は皆無ですから。
問題は組み立てるパーツは充分に余っているものの、組み立てたPCを使うべき場所がないということでしょうか。いつかは使うかもしれませんが、当面は放置しておくしかないでしょう…。
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購入金額
2,160円
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購入日
2015年01月04日
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購入場所
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