凶器のようなクーラーです。
おわり。
すみません、おわりじゃないです。
切れ味鋭いのはホントです。
何故に今頃レビューかというとズバリAMD Ryzenです。
日本では昨日3/3AM0時に発売されレビュー真っ盛りですね。
noctua、CRYORIG、Thermalright、CORSAIRとか有名所は基本後日リテンションキット取り寄せになります。
そうAM4正式対応クーラーはMSI CORE FROZR L、CW-9060026-WW (H110i)、CW-9060019-WW (H110i GT)、CW-9060009-WW (H100i)、CW-9060007-WW (H60)のみ
(Thermal~系の一部の2017製造分も対応)
使っているor持っているハイエンドクーラーがあればそれを使いたいですよね!
ちなみに唯一の空冷の参考サイトです、シングルタワーにしては頑張っています。
MSI Core Frozr L Review - Test Setup and Results | bit-tech.net
http://www.bit-tech.net/hardware/cooling/2016/11/30/msi-core-frozr-l-review/2
でも従来のAMD方式のリテンションに引っ掛けるタイプなら使えます。
そこで皆さんが押し入れにしまってあるこいつの出番がまさかの2017に巡って来たというわけです。
一時しのぎでOCは厳しいですけどあるとないとでは大違い!
2012年4月に発売され当時デザインと静かで冷えるので大人気でした。
トップフローではKABUTOとPROLIMATECH Samuel 17とか特にScytheがたくさん出していました。
初めて自作で組んだ時に静かさ重視で選んだのがグランド鎌クロス リビジョンBでした。
「グランド鎌クロス」との違いはLGA2011対応だけです。
●仕様
型式 SCKC-2100
177×140×高さ137mm(クーラー全体)
140×140×厚さ25mm(付属ファン)
ファン回転数500~1300rpm±10%
ノイズ・風量27.2CFM / 9.6dBA ~ 69.93CFM / 24.7dBA
対応CPU
intel 775/1150/1155/1156/1366/2011
AMD AM2/AM2+/AM3/AM3+/FM1/FM2
ヒートパイプ6mm径×4本
重量750g
CPUクーラー2009年発売モデル最強王座はどれだ?【第5回】
ではNH-D14 38℃に対してグラ鎌+10℃の48℃、リテールは59℃でした。
これだけでは寂しいし人様の結果載せてもねえ
自分もテストしてたので結果だけRAIJINTEK PALLASのレビューからぶっこ抜いてきました。
《CPUクーラー6機種との同条件比較Test》
【構成】
CPU : [AMD] AMD A6-3670K (FM1 TDP 100W 2.7GHz×4 Radeon HD 6530D )
M/B : [ASUS] F1A75-M LE
Memory : [A-DATA] XPG Gaming Series AX3U1600GC4G9-2G (PC3-12800-4GBx2)
SSD : [SanDisk] SDSSDHP256G (256GB)
HDD : [SAMSUNG] HD103UJ (1.0TB 64MB SATA 3.0Gbps)
ODD : [LG] HL-DT-ST DVDRAM GH24NS50
PSU : [HEC] HEC-700TE-2WX (80+bronze 700W)
Case : [Scythe] T33-B(front 120mmx1@1030rpm rear 120mmx1@1030rpm )
OS : Windows7 HomePremium SP1 64bit
【グリス】 GELID GC-2 (ヘラで薄塗り)
【OCツール】 K10STATにてOC 2.7GHz→3.2GHz(VID 1.475V) 発熱上げるため盛ってます
【計測ツール】 HWinfo64
【負荷ツール】 OCCT4.4.0 Linpack auto memory25% 負荷時間10分x2回(idle10分)
【ファン回転数制御ツール】 speedfan 4.49 で回転MaXに設定
【騒音計】 スマホF-01FのAndroid騒音測定器アプリでCPUファンから6cmにて測定 空調OFF
【環境ノイズ】 PCケース前面にて18dB(PC ON) 14dB(PC OFF)
【環境温度】 室温はテスト前にPCサイド下にて測定
●室温+20℃【REEVEN OKEANOS RC-1402】重量1145g (全体)14cmファン-69.93CFM
室温12.0℃ 17-32.0℃(core2.1-26.6℃) 1940rpm 49dB speedfan100% M/B 19℃
●室温+21℃【Deepcool LUCIFER V2】重量1079g (全体)14cmファン-69.93CFM
室温27.0℃ 33-48.0℃(core3.9-42.8℃) 1498rpm 50dB speedfan100% M/B 34℃
●室温+24℃【XIGMATEK Venus XP-SD1266】重量780g (シンク)12cmファン-90.3 CFM
室温25.0℃ 31-49.0℃(core2.5-44.1℃) 1849rpm 49dB speedfan100% M/B 32℃
★室温+25℃【サイズ グランド鎌クロス リビジョンB】重量750g (全体)14cmファン-69.93CFM
室温26.0℃ 32-51.0℃(core4.0-51.0℃) 1385rpm 48dB speedfan100% M/B 34℃
●室温+25℃【XIGMATEK Achilles S1284W】重量660g (シンク)12cmファン-61.375 CFM
室温29.0℃ 34-54.0℃(core6.9-48.4℃) 1587rpm 47dB speedfan100% M/B 36℃
●室温+27℃【Raijintek Pallas】重量 420g(ヒートシンク)14cmファン-56.55CFM
室温27.0℃ 33-54.0℃(core4.9-49.4℃) 1413rpm 44dB speedfan100% M/B 39℃
●室温+28℃【サイズ 刀4】重量480g (全体)9.2cmファン-55.55CFM
室温25.0℃ 33-53.0℃(core5.4-46.9℃) 2712rpm 50dB speedfan100% M/B 33℃
●室温+29℃【サイズ 峰COOLER Rev.B】重量560g (全体)10cmファン-42.69CFM
室温24.0℃ 30-53.0℃(core3.5-44.4℃) 1618rpm 38dB (回転数固定) M/B 34℃
トップフローにしては頑張っています。
XIGMATEK Achillesと同じ温度幅でこいつは8mmヒートパイプ4本のHDTの12cmファン+シングルタワーです。
デザインが変態、14cmファンでぶん回してもまあまあ静か、そして切れ味抜群。
装着を素手で行うと切れて血を吸われます、知らないうちにやられます。
羅刹に引けを取らないので気をつけて下さい。
ケースによりますがR7-1700(TDP65W)ならあわよくば定格+0.5GHzぐらいOCできるのではと予想してます。
Wraithクーラー最上位よりは間違いなく冷えると思います。
XIGMATEK Achilles S1284Wもサイズ刀4もサイズ峰COOLERも引っ掛けタイプでAM4でいけます。
自分はもう1つテストしてませんがツインタワーのZAWARD Freezer XtremeがあるのでR5-1500を手に入れた暁には載せたいと思っています。
軽いOCですがおさらい&参考になればいいなあと思います。
Ryzenは買わねえよって方には懐かしい気持ちになれれば幸いです。
【追記】2017/05/30
従姉妹PCの依頼がありRYZEN5 1500Xで組みました。
1500X+付属Wraith Spire クーラーで十分静かで冷える事がわかりました。
OCは厳しいと書きましたが、ヒートパイプがないWraith Spire クーラーより間違いなくグラ鎌のほうが冷えるので十分OCをこなせます!
-
購入金額
3,300円
-
購入日
2012年頃
-
購入場所
ZIGSOWにログインするとコメントやこのアイテムを持っているユーザー全員に質問できます。