Intel6X系やAMD8XX~9XX系のUSB3.0ピンヘッダ搭載モデルに付属しているもの。
付属品だけを登録するのもアレなのだが、私が使っているASRock Z68 Pro3-MにはUSB3.0ピンヘッダが存在せず、当然付属もしていない。その後ピンヘッダを持つASUS P8Z68-V PRO/GEN3を使用する際にピンヘッダからフロントに出せるアイテムが欲しくなり、Vossさんから譲って頂いたものなので単品入手となる。
同じ経路で入手したASRockオプションといえばこのリモコンで、あちらは電源操作が可能という機能的にも特異なアイテムだったが、こちらはごくごく普通のピンヘッダ→3.5インチオープンベイ用アクセサリ。ピンヘッダを持つマザーならASUS他メーカー問わず使用可能。
更に本体には内側部分にロゴがあるだけなのでケースに収めた際はまったく自己主張しない謙虚なASRock。
本体はブラックカラーで大抵のケースにあうだろう(まあ3.5インチベイが無いケースも多いが)。
しかしコレ、ASRockマザー専用アイテムとなっていた可能性も無いとは言い切れない。ASRockは他社に先駆けてUSB3.0ピンヘッダをマザーに実装したのだが、実装当初はピンヘッダ規格が正式策定される前だったのだ。
http://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/20101009/sp_fline.html
2010年夏のインタビュー記事だが「策定前のUSB3.0ピンヘッダ実装」と「フロントパネル付属」の理由が書かれている。上の記事を見た後だと、何の変哲もない付属品からASRockらしさを感じるから不思議だ。
しかしASRock云々は別としても、これが付属品としてついてくるというのはかなり大きい。というかココにASUSマザー用にとわざわざ頼んで譲ってもらったヤツがいるくらいなのだから。
せっかくのUSB3.0ピンヘッダも一般的に付属する背面ブラケットでは「背面のUSB3.0が2ポート増えるだけ」で、はっきりいって利便性はよくないし、現状USB3.0機器を使用する人も同時接続する台数は限られているだろうから背面ならI/Oパネルに実装されたもので十分だ。「背面が2ポート」増えるのと「前面が2ポート」増えるのでは差がある。
そしてこの手の製品、同等の機能を持ったモノを単品購入すると案外高額だったりする。
先のインタビュー記事の写真と私の現品を比べてもらうと判るが、こちらには底面板が追加されている。この底面板、強度を上げるためとかそういうわけではなく…
SSDマウンタになるのだ。Vossさんから聞いたが、途中からこのSSD搭載可能タイプになったらしい。付属品まで改良を怠らないとはヤリマスネ。
写真では7mm厚のM3Pを搭載しているが、ケーブルはギリギリ上を通る形になるので510等従来型の厚みを持つSSDの場合完全にSSDが押し付けられるカタチになるだろう。まあ元々USB3.0ケーブルが硬いので取り回しへの影響はあまりないが。
またケーブル長が大したことないのでケースとマザーの組み合わせによっては長さがシビアになるという難点がある…が、マザーの選択理由の一つとして十分な存在感を持っていたのは間違いない。
…過去形で閉めたのはもちろん理由がある。インテル6X世代のマザーではピンヘッダ搭載マザーならミドルレンジクラスでのマザーでもコイツが付属していたのだが、Z77では最上位のFatal1ty Z77 Professionalを初めとした上位モデルにしか(公式サイトを見る限り)付属が明記されていない。
ピンヘッダ規格が正式に策定され、フロントUSB3.0ポートを備えたケースが普及し、SSDマウント部を標準搭載したケースも増えた今「コストが重視されるミドルレンジ以下にも付属させる必須アイテム」としての役目は終わったのかもしれない。
余談…というかコレ自体全部余談みたいな内容だったが、最新のZ77 Extreme9では最上位モデル専用オプションとして、USB3.0に2.5インチマウンタ、更に無線LANアンテナ機能を備えた5インチベイ用アクセサリ「Wi-SB BOX」が付属している。これからもASRockのユニークな製品に期待できそうだ。
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購入金額
0円
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購入日
2012年頃
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購入場所
はにゃさん
2012/06/01
Extreme4には付いてないです。
下小川さん
2012/06/01
Z68の時はEx4とかのミドルレンジにもついてたんですけどね。
はにゃさん
2012/06/01
はにゃさん
2012/06/01
下小川さん
2012/06/01