具体的にはPCIスロット側の親基板にはHiNT製のPCI-PCIブリッジチップ、HB1-SE33とIDE形状互換のコネクタ2つが搭載され、ここから2本のフラットケーブルを介して子基板側へと接続されます。ちなみにこのフラットケーブルはUltraATA/66以上に対応したIDEケーブル(40P80芯)そのものであり、きちんと2本の長さなどを揃えてやれば他のケーブルを利用することも可能でした。私も取り回しを向上させるため、GrowUp Japanから発売されていたSMART CABLEのUltraATA/100対応シングルデバイス用を使っています。
CHANGE AGP2PCIとは異なり、PCIブリッジ等を介した設計となっているため、対応機器は大幅に増えていましたが、PCIスロットの本数をそこまで増やしたがったのは、せいぜい標準状態では1~3本しか提供されていなかったPC-9800系ユーザー程度でしょう。
以前も少し触れましたが、私の元メインPCであるPC-9821Rv20/N20は、Cバス(PC-9800シリーズ標準拡張スロット)を撤去して、そのスペースにこのCHANPON ZERO3-PCIで増設したAGP/PCIスロットを配置しています。
これが存在してなければ、PC-9800シリーズでUSB2.0やIEEE1394を装備しつつ、AGP製ビデオカードを挿してUltra 2 SCSIのホストアダプタを搭載し、オーディオカードまで使うなどという芸当はまず無理であっただけに、登場してくれただけで大いに感謝した製品です。
現在ももちろんPC-9821Rv20/N20の中で使われているほか、未使用のままの予備も保管しているという具合で、私にとってはなくてはならない存在といえます。
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購入金額
12,800円
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購入日
2002年11月頃
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購入場所
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