もっとも、Voodoo3 3000系はロットが違っていてもほぼ同じデザイン・大きさのヒートシンクが装着されているのですが、Voodoo3 2000は同じ基板であってもヒートシンクの形状はまちまちです。私はこのボードを2枚所有していますが、写真を掲載した個体では黒いヒートシンクが装着されているものの、もう1枚の方はほぼ同じ大きさの銀色のヒートシンクとなっています。
実際にボードの物理的構成が違っているようには見えないのですが、Voodoo3 3000系と比べればクロック耐性は遙かに低くなっているのは事実ですので、このヒートシンクの冷却能力がそれほど重要な要素であるということなのでしょう。Voodoo3 3000系は定格コアクロック166MHz、Voodoo3 2000系は定格コアクロック143MHzですが、実際に両方を使って実験してみたところ、安定動作上限は確かに20MHz程度の違いがありました。ちなみにヒートシンクに空冷ファンを取り付けてやれば、Voodoo3 3000系と同等のコアクロックでも正常に動作するようになりましたので、単純にヒートシンクが性能差を決定づけていたとみて間違いないでしょう。
ベンチマーク上では当然クロック差に見合った性能差は見られるのですが、体感速度はVoodoo3 2000系でも十分快適でした。このボードも長期間愛用した思い出深い品です。
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購入金額
0円
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購入日
不明
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購入場所
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