2012.07.25 初版
2012.07.28 各種アプリケーションの設定方法を追記
2012.08.27 バックアップ手順を追記
2012.11.21 iPhone5 + DS fileアプリでの不具合が修正されました
2013.01.05 USB WiFiアダプタ LAN-W150N/U2WH が使用可能を確認しました
白いことはいいことだ。
そんなことを具現化してくれる
NASキットをとうとう、ようやく購入することとなりました。
このNASキットには
HDDが付属していないので
好きな容量のHDDを別途準備する必要があります。
今回は入手のしやすさから、こちらのHDDを選択してみました。
また、NASの性能比較のため、
下記のプレミアムレビューと
さまざまな状況比較を行っていきます。
取っ手付きの大きめな箱に入って到着です。
内容物を確認してみましょう。
・DS112本体
・取り扱い説明書+CD-ROM
・HDD取り付けネジ+ケースネジ
・LANケーブル
・電源ケーブル
・ACアダプタ
DS112本体を確認してみます。
白い光沢のある、まさに私にピッタリな、
じゃなくて、私の大好きな質感の白い本体となってます。
ヾ(〃^∇^)ノわぁい♪
側面はメーカロゴが入ってます。
このロゴ、スキマが開いてますね。
背面に各種ケーブルを接続していきます。
冷却ファンも搭載されていますね。
底面には足も付属していて、安定して自立させれますね。
ちなみに電源ボタンは正面についてます。
各種ステータスランプもこちらがわ。
iPhoneと比較してみます。
案外コンパクトで、キレイな白ですねぇ。
わぁいヽ(ω・ヽ)(ノ・ω)ノ わぁい♪
底面には、なんだかOPENって記されてますね。
このとおりにスライドさせてみます。
本体がスライドさせつつ、開けることができます。
あとは、SATAコネクタに接続するように
HDDをスライドさせて、ネジ止めするだけですね。
冷却ファンは簡単に交換することができそうですね。
あとは、本体を閉めて、ネジ止めするだけで完成ですね。
ケースの白い部分のネジ穴を使用します。
電源投入すると、
電源→青点灯
ステータス→オレンジ点滅
LAN→これはHUBに接続しているので、緑点灯
付属のCD-ROMを使用して
本体にシステムプログラムや
各種設定を行っていきます。
CD-ROMからセットアップウィザードを起動させます。
インストールされたプログラムを起動させて、
DS112の設定をしていきます。
このとき、DS112はネットワークに接続されていて
セットアップウィザードがインストールされたパソコンと
通信できるような状態にしておく必要があります。
DS112を動作させるためのプログラムは
CD-ROM内にあらかじめ入っています。
これをまずは指定しましょう。
パスワードの設定をします。
ネットワークの設定をします。
手動設定が必要ですね。やっぱり。
あとはしばらく放置ですね。
環境にもよるところでしょうが、
15分程度で完了しました。
DS112を動作させるためのプログラムがインストール完了しました。
いよいよ、使用してみましょう。
DS112の管理画面はブラウザで開くことができます。
まずは、ログインですね。
ログインすると、
こんな、Linuxのようなデスクトップ画面が開きます。
これは、とっても意外な印象ですね。
(ノ゚ω゚)ノ*.オオォォォォォォォー
デスクトップには
こんな、クイックスタートが起動していました。
まずは、上から順番にやってくのかしら。
【ボリュームをセットアップして共有フォルダを作成する】をクリックします。
内蔵HDDなどの設定はここからできるようですね。
HDDの型名やシリアルNoまで確認できますよ。
いろいろな設定はデスクトップからの
コントロールパネルから設定できるようですね。
さまざまな機能があるみたいですね。
気になる速度を測定して、下記NASと比較してみましょう。
I-O DATA HDL-CE1.0
Synology DiskStation DS112
各種機能が利用可能となりましたので、
まずはメディアサーバー機能を使用してみます。
DLNAサーバのことですね。
【コントロールパネル】→【メディアサーバー】から
【DLNA/UPnPメディアサーバーを有効にする】にチェックを入れて【OK】
メディアサーバ機能を有効にすると
自動的に【music】 【photo】 【video】のフォルダが3つ作成されます。
デフォルトでは
admin権限でしか、読み書きできないので
【コントロールパネル】→【共有フォルダ】→【特権のセットアップ】を使用して
アクセス権の設定を必要なら設定する必要があります。
PS3から見てみると、ちゃんと認識されてますね。
いくつか動画や音楽、写真を入れて
PS3で見れるか、確認してみましたが、
すこぶるすばやく、満足な反応速度になってます。
そういえば、忘れてましたね。
このNAS構築には、添付されているCD-ROMからの
システムプログラムを使用して、構築しましたが、
最新版への更新も簡単に行うことができます。
【コントロールパネル】→【DSM更新】にて
ほぼこのNASのみで更新することができます。
シリアルを接続してパソコンから更新プログラムを転送したり
コマンド入力することもなく、Web管理画面からとても簡単に更新することができました。
更新してみると
こんなにも変わりました。
コントロールパネルの項目も変わってますね。
外部から簡単に接続できるようにするため
DynamicDNSの設定を行います。
DSM4.0以降から
Synology提供のDDNSが使用できるようになっています。
あらかじめWebサイトにて設定することもなく
【コントロールパネル】→【ezCloud】から【DDNS】のタブにて
必要事項を入力して、【今すぐ登録】をクリックすることで
設定可能です。
ステータスが【正常】になれば、外部からDNS名で接続することが可能となります。
WebDAVを使用できるように設定します。
【コントロールパネル】→【WebDAV】から【WebDAVを有効にする】にチェックを入れるだけで
設定完了です。
ポート規則がルータに設定する必要がある環境もあるので
接続できるのか、
先ほどのDDNS+ポート番号にて確認する必要があります。
ここまで設定できれば、
最低限、iPhoneからの
ファイル参照・ダウンロード・アップロード(複数も可能)が利用可能となります。
iPhoneからは専用アプリを使用して
DS112へ接続します。
いくつかのファイルを参照してみます。
なお、動作環境はWiFiを利用しています。
mp3はすぐに再生できて、ちゃんと音も聞こえますね。
動画ファイルもすぐに再生できます。
iPhoneで再生可能な形式に変換しておく必要はあります。
写真も参照するのに、とっても早く表示することができます。
ピンチインなどの操作も可能ですが、
次のファイルをスワイプ操作にて
送っていく操作ができないみたいです。
ココは改善してほしいところですね。
カメラロールからの写真複数を選択して
一気にアップロードさせることもできます。
これは、たくさんの写真を撮影する私には
とっても便利な機能です。
アップロードの状況は、【タスク】タブにて確認することができます。
WiFi環境だからでしょうか、とても速くアップロード完了できました。
下記プレミアムレビュー製品のヤなところは
3G回線でのアップロード速度が遅く、
複数アップロードができないことでした。
ここで、アップロードの速度を3G回線でどれぐらい違うのか
検証してみます。
「準備」
iPhone4Sは起動しているアプリケーションの影響を考慮して
全て終了させてから、電源OFF/ONさせて計測します。
WiFiはオフにしておきます。
アップロードボタンをタップしたと同時に
別途準備したストップウォッチで時間を計測します。
完了とメッセージ表示されるまでの時間を計測します。
これまでアップロードしたことのない写真を3枚使用して
連続で1枚づつアップロードさせて、その都度計測します。
I-O DATA HDL-CE1.0のほうを先に計測して
計測終了後、アプリを完全に終了させて、電源OFF/ON後
Synology DiskStation DS112を計測します。
写真はI-O DATA HDL-CE1.0でアップロードさせたものと同じもの
同じ順序でアップロードしていきます。
「結果」
I-O DATA HDL-CE1.0
1枚目→9.1秒 (写真サイズ504KB)
2枚目→4.1秒 (写真サイズ167KB)
3枚目→14.3秒 (写真サイズ830KB)
Synology DiskStation DS112
1枚目→17.9秒 (写真サイズ504KB)
2枚目→3.7秒 (写真サイズ167KB)
3枚目→21.4秒 (写真サイズ830KB)
なんと、DS112のほうが遅いという結果となりました。
ここで、同じ写真を一括して複数アップロードさせてみると
どのような結果となるでしょうか。
3枚同時→1分40秒
とっても遅いですね。
Σ( ̄□ ̄;)
でも、複数アップロードしたからといって
失敗することは無いようです。
想定してたとおりには
アップロード速度は速くなかったので
今度はダウンロード速度を測定してみます。
同じ動画をそれぞれで再生するまでの時間で計測してみて
安定して再生できるかを確認していきます。
動画サイズ 228MB iPhoneで再生できるようにあらかじめ変換済み。
I-O DATA HDL-CE1.0
18.5秒
Synology DiskStation DS112
19.7秒
動画は再生できるまでの時間がちょっとかかりすぎるし
それに、動きが激しい場面になったら
再生が止まってしまい、とても実用になりません。
やっぱり3G回線ってところが
無理あるのでしょうね。
実用的な測定じゃないと
ちゃんとした製品評価になりませんので
WiFiでそれぞれ、
アップロードとダウンロードを計測してみます。
計測方法は同じですが、
ソースは別のものにしてみました。
【アップロード】
I-O DATA HDL-CE1.0
1枚目→4.0秒 (写真サイズ616KB)
2枚目→3.5秒 (写真サイズ555KB)
3枚目→3.5秒 (写真サイズ597KB)
Synology DiskStation DS112
1枚目→3.5秒 (写真サイズ616KB)
2枚目→2.7秒 (写真サイズ555KB)
3枚目→2.9秒 (写真サイズ597KB)
3枚一括→5.5秒
【ダウンロード】
I-O DATA HDL-CE1.0
5.4秒
再生はスムーズに視聴できます
Synology DiskStation DS112
3.2秒
再生はスムーズに視聴できます
WiFiにしてみて
ようやく想定してた結果となってくれました。
もともとこのDS112に内蔵されている
アプリケーションについて
設定方法がそれぞれ違ってるので
1つづつまとめていきます。
あらかじめ、DDNS設定は設定済みであることが前提です。
【File Station】
ファイルエクスプローラがリモートから使用可能です。
【コントロールパネル】→【WebDAV】からポートを設定します。
【コントロールパネル】→【アプリケーションポータル】にて
File Stationのポート番号を設定します。
もし、ここで、【アプリケーションポータル】に
File Stationの項目が無い場合、
パッケージセンターにてアプリケーションのインストールや
有効・無効の設定を確認してみましょう。
これで順調に設定できてれば、
パソコンからは、DDNS名+【アプリケーションポータル】にて設定したポート番号にて
ブラウザからFile Stationアプリケーションを利用可能となります。
iPhoneからは、
DDNS名+【WebDAV】ポート番号にて
ログイン可能です。
専用アプリを使用してログインしてみましょう。
【Audio Station】
【コントロールパネル】→【アプリケーションポータル】にて
Audio Stationのポート番号を設定します。
ブラウザ、iOSアプリともに
このAudio Stationのポート番号を使用して接続すると、
このようになります。
【Photo Station】
【コントロールパネル】→【Webサービス】→【HTTPサービス】にて
ポート番号を設定します。
ブラウザ、iOS共同じポート番号を指定して接続すると、このようになります。
iOSは専用アプリがありますので、それを使用しましょう。
いろいろアプリケーションをインストールしたり、
設定をしたりしたので
HDDを交換してもリストアできるように
全体をバックアップしてみます。
ネットワーク経由でバックアップできないようなので
USB接続で外付けHDDを接続して利用可能な状態にしてから
バックアップしてみます。
今回利用した外付けHDDは下記になります。
外付けHDDが認識できてるか、確認しましょう。
【コントロールパネル】→【外部デバイス】を開きます。
外付けHDDを選択してから【フォーマット】をクリック。
EXT4形式で外付けHDD全てフォーマットします。
次にバックアップスケジュールを作成します。
Windowsだと
スタートボタンに相当部分をクリックしてから
【バックアップと復元】を開きます。
ウィザード形式でバックアップスケジュールを組むことができます。
バックアップするフォルダを選択することができるので
バックアップ先の外付けHDDが容量少なくとも
必要なシステムデータさえバックアップしておけば
共有データなどは
別でバックアップしておけば
古い外付けHDDも有効利用できます。
バックアップ状況はこのようにして確認することができます。
これまでプレミアムレビューにて使用していた
I-O DATA HDL-CE1.0と比較して
まとめてみます。
【良いところ】
・iPhoneからの利用がすばやい動作で、
これまで、I-O DATA HDL-CE1.0は
ファイルブラウジングでもモタモタしていた印象ですが
Synology DiskStation DS112はとてもキビキビ快適です。
・複数アップロードに対応しているので
iPhoneをカメラ代わりに使用する私には
パソコンで編集したりするのに
手間がとても短縮されました。
・大量もしくは、連続でファイルアップロードを
ブラウザから行うと
I-O DATA HDL-CE1.0はハングアップを繰り返してましたが
DS112はそんなこと、1度も遭遇したことありません。
【悪いところ】
・DS fileによる写真閲覧にて
スワイプ操作に対応していないので、改善してほしい。
・チュートリアルなどが無いので
導入するのに、とてもハードルが高い。
・ネットワークバックアップができない。
rsync互換サーバが別途必要。
2012.11.21 iPhone5 + DS fileアプリでの不具合が修正されました
これまで
iPhone5とDS fileアプリを使った
複数ファイルのアップロードが失敗ばかりしてましたが、
DSMの更新により、この問題が修正されたようです。
現在、複数ファイル、200枚ほど画像をアップロードしてみましたが
1度も失敗することなく
連続で一気にアップロードすることができました。
2013.01.05 USB WiFiアダプタ LAN-W150N/U2WH が使用可能を確認しました
USBにWiFiアダプタを接続するだけで
特にドライバインストールもなく
すぐに利用可能なことを確認できました。
-
購入金額
24,800円
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購入日
2012年07月20日
-
購入場所
TABUTABUさん
2012/07/21
MR2スパイダーさん
2012/07/21
デザインもGOOD!
気になるのはファンの音かな?
れいんさん
2012/07/21
見た目で選択してみましたが、
どうやら正解だったようです。
あんまりにも
高機能なものなので
使いこなすのに時間がかかりそうです。
レビューも同じように完成まで時間がかかりそうですね。
れいんさん
2012/07/21
ファンの音はほぼ聞こえません。
直接ファンに耳を近づけないと
そのぐらい音が聞こえません。
HDDの動作音が聞こえてくるほどの音量になってますね。
らんまるさん
2012/07/24
多機能でなおかつ、UIも美しいので使っていても不満のあまり出ないNASですよね。
現在、初心者さんが購入した場合の立てつけでしつこいくらいに画面を撮影したレビューを作っていますが、個人的に忙しくなりすぎてしまって外から繋ぐまでのところでいったん調査をストップしています。(レビューの構成を考えてから機能に触れるようにしているので、めんどくさい…)
なんとかお見せできるタイミングがきたらご案内します。(たいした出来ではないですが)
れいんさん
2012/07/24
Webから設定して
ちょこちょことしたものを
それこそ いじる 程度な設定しか経験したことなかったので
この製品に触れてみて
とっても驚いてます。
これほどまでに完成度高い
同じNASとして
くくっては、失礼なほど
別なジャンルの製品となってますね。
これなら、HDD2台乗せれるタイプで
ミラーリングしても
とっても満足感得られますね。
らんまるさんの製品は
とっても高性能な企業向けなので
レビューもとても大変そうです。
Σ(|||▽||| )
らんまるさん
2012/07/25
そしてれいんさんのレビューがよく出来ているので、どこらへんに話を広げようか悩んでいます(笑)
れいんさん
2012/07/25
iPhoneとの連携が目的だったので
そこを目標にまとめてみました
けれど
本当にいろいろできるので
まだレビューできるところは
多いですね
らんまるさん
2012/09/04
http://www.synology.com/products/product.php?product_name...
白い筐体ですし、ぜひ!w
れいんさん
2012/09/05
これはとっても高性能なNASですね。
個人向けでも
あまりある性能を発揮してしまいます。
うーん、
どうしましょうぅぅぅ。
まこりんさん
2022/09/25
当時から白いの好きだったんですね。
この DS112 について調べてみたら、ファームはDSM 6.2.4まで対応。
しかも、最終更新日が2022/5/24!
ずっとサポートしてるSynologyがすげー
https://www.synology.com/en-global/releaseNote/DSM?model=...
れいんさん
2022/09/26
だいぶと稼働させておるこちらのNASですが
私の環境ではまだまだ現役バリバリさんです
ファームウェアが更新されたからといって
管理画面やネットワーク経由の応答が遅くなったりすることもなく
ますます引退するのは先のこととなっております
あ
そして
ホワイト大切