jamiroquai。以前ご紹介したとおり
acid jazzのグループ...つか、いくつかクラブ系JAZZのグループ/アーティストはいたが、気がつくといつのまにか彼らしかいないじゃないか。でもソコから彼らは展開していき結局「jamiroquai」という独自の“ジャンル”になっていった。ファンキーで、でもクロくなく、ダンサブルで、でも機械っぽくなく...独特の粘りと特徴的な歌と声。そう、このグループは今となっては唯一のオリジナルメンバーであり、曲のほとんどを(共作含み)手がけるボーカリスト、J Kayのカラーが強い。というか前作まででもう一人のオリジナルメンバーだったキーボードのToby Smithが脱退し、ひときわ「J Kayのバンド」の意味あいが強まってから出されたのが本作“Dynamite”。
かなり空白を開けて出された上、前述のToby以外にもジャミロサウンドで大きな比重を持つベーシストも交替(これは前任のNick Fyffeの採用がオリジナルメンバーのStuart Zenderがアルバム制作途中に離脱する、という事件を受けてのピンチヒッター的意味合いが強かったのかもしれないが)、かなり心配されたが...相変わらずジャミロはジャミロだ!「Dynamite」。ボコーダーを通したように加工された声のスキャットで始まる。ボイスドラムも織り交ぜた打ち込みドラムにクラシカルなチョッパーベースの載るミディアムテンポチューン。複数聞こえるカッティングギターがリズミカルだ。間のあるAメロと、バックにオーディエンスノイズが入ってキーボードも厚いサビの対比がイイ。
「Talullah」は最もJAZZっぽいアプローチ。クラブとジャズの狭間にいるサキソフォニストNathan Hainesがサックス(とフルート)を取る。Very COOOOOOOOOOOOL!!!!!!!
「(Don't) Give Hate A Chance」。タンタタタンタタを基本とするスピード感のあるベースに、懐かしい感じのシンドラ(エレドラではなく)。コーラスの入り方も少し懐かしい感じ。この曲でもベースが大活躍だ。オクターブ奏法のシンベとチョッパーがうまく絡んでドライヴ感満点。
jamiroquaiは新人なのにCBS(当時)と8枚に渡るアルバム契約をしたが、CBSのオリジナルアルバムとしてはこれが最後。メンバーも一定せず難産と言った感じだったが、きっちり仕上げてきた。
登録としては“Limited Edition”のDVDつき。相変わらずシュールなセンスの映像とブッ飛んだセンスのJ Kayの踊りが見られる。やっぱジャミロはコレでないとね!!!【収録曲】
DISC1-CD-
1. Feels Just Like It Should
2. Dynamite
3. Seven Days In Sunny June
4. Electric Mistress
5. Starschild
6. Loveblind
7. Talullah
8. (Don't) Give Hate A Chance
9. World That He Wants
10. Black Devil Car
11. Hot Tequila Brown
12. Time Won't Wait
13. Feel So Good (Knee Deep Remix)
DISC2-DVD-
1. The Making of..."Dynamite"
2. "Feels Just Like It Should" music video
3. "Seven Days In Sunny June" music video
「Talullah」
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購入金額
3,150円
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購入日
2005年頃
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購入場所
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