名機レマニア5100というスイスムーブメントを搭載したドイツの機械式パイロットウォッチです。
レマニア5100のため、一目で経過時間を視認できるセントラルミニッツカウンターとなっています。
これはドイツ軍が規定する軍用パイロットに要求される要素の中でも、一番重要なものです。
自身もパイロットだったヘルムート・ジンによる設計であることはあまりにも有名。
購入当時のふれこみでは「NATO制式採用」を謳っていました。
NATO空軍パイロットの腕に巻かれているのと同じモノを店頭で発見した瞬間に
運命的な出逢いを感じて、気が付いたら12回ローンで購入していました。
LEMANIA5100のライバルとしてよく引き合いに出されるのがValjoux(バルジュー)7750です。
この2機のムーブメントについてはコチラ(WWW.LEMANIA5100.NET)で詳細に比較されています。
15年以上使用して断言できることは、非常にタフであるということです。精度も申し分ないですね。
この『157』というモデルにもやはり『INCABLOC(インカブロック)』という機構が採用されています(イソザキ時計宝石店BLOG「時計の小話」第253話)。
これは簡単に言うと、腕時計の心臓部であるテンプを保護する「耐震装置」のことです。
このモデルが高い精度&耐久性を誇っているのは、このように、ムーブメント自体の耐久性を
高める設計となっているところに負うているのですが、それを包み込むチタンケースの強靭さに因るところも大きいでしょう。
このチタニウム製のケースが「20気圧防水」+「ANTIMAGNETIC(耐磁仕様)」を満たしていることは言うまでもありません。サファイアクリスタルガラスにもキズひとつ付きません。
その他、特筆すべき特徴としては、クロノグラフ機能に関する積算針が、
ドイツ軍のスペックで規定されているレッドペイントで塗られていることが挙げられます。
これはコクピット内に設置されている紫外線ランプを受けて鮮やかに蛍光する特殊塗料であり、
極めて高い視認性を実現しています。http://halusuke.blog31.fc2.com/blog-entry-562.html
購入したお店(『タイムギャラリー』)がすぐに倒産していたので、最初のオーバーホールから
輸入総代理店であるPXに出しています。
5年ごとにPXに出しているのですが、ちゃんとドイツに送ってくれているんだろうか?
次回のオーバーホールは、『マイスター公認高級時計師(CMW)』である店主が営まれているお店((有)イソザキ時計宝石店)に出すつもりです。
-
購入金額
300,000円
-
購入日
1995年頃
-
購入場所
TIME GALLERY 京都店
デジタル瀬尾さん
2012/04/11
いつかは買いたいものです....
ジェイソン太郎さん
2013/10/05
コメントありがとうございます。Sinnは時計というよりは「計器」なんですね、自分にとっては。Sinn好きな人ってそんな人が多いのではないでしょうか。そういう意味ではベストセラーなValjoux7750のほうが今後の部品供給等を考えるとベターなのかもしれません。「数が出ている」というのは、時間が経ったとき心強いものでしょうから。