レビューメディア「ジグソー」

大冷却!─俺のハートも、このCPUも!!

セガの名作、いい意味でのバカゲー…とは全く関係ないCPUクーラー。
DECAが出してるダイナマイトなCPUクーラーだからこういう名前なんだきっと。
カオスなパッケージ
カオスなパッケージ

しかも2階建てでレインボー。なんかもう勢いで決めたとしか思えない。旧モデルジャンク扱い(未開封)だが999円というダイナマイト価格。

レインボーではないダイナマイトDECA2階建てもあるのだが、違いは搭載ファンのみ。ずばりレインボーの名の通りカラフルに発光するのだ。


百聞は一見に如かず、ありのままの動画を上げておいたのでそのダイナマイトっぷりをご堪能頂きたい。



同じくド派手ファンというとENERMAXのVegasシリーズ(とそれを搭載したクーラーETS-T40-VD等)、そしてサイズの256色ファンがあるが、前者のドハデな発光変化パターンに後者の多彩な色を組み合わせた派手さで言えば究極級のファンを搭載している。ちなみにVegasや256ファンと異なりオンオフやモード切替スイッチはついていない。男らしく常にダイナマイトなレインボーだ。

光る!
光る!

しかしせっかくのド派手ファンなのに2階建ての中二階に当たる位置にファンが挟まっているので向きによっては見えにくい。そしてこのファン、PWM非対応で回転数はそのままだと固定。その分LED分の電力を考えてかペリフェラル4pinも備えている。回転数はさほど高くなく、音は比較的静か。まあ可変ファンに比べると音は出てしまうが、紳士なダイナマイトだ。
一応クリップ固定式なのでリブ無し12cmファンなら交換可能。

銅製ベースから生えるヒートパイプは合計6本。その内4本は片側が2階部へ、2本は両側がベースから伸びクロスラインを描きつつ1階部の左右に分割したヒートシンクへささっている。
まあさすがにこんだけヒートパイプとヒートシンクを備えていればよっぽど何か無い限り固定回転数のファンでも冷えるだろう。当時5000円クラスで販売されていただけある。廉価パーツがメインのDECAとしては相当高額の部類だ。
12cmクラスの大型トップフローと言う事自体少数派だがさらにここまで(無駄に?)凝った構造のトップフローは珍しいだろう。

グランドじゃないノーマル鎌クロス
グランドじゃないノーマル鎌クロス

意外な事にこの圧倒的存在感の本体、上方向から見たときはかの有名な鎌クロスより一回り小さい。というかほぼ12cmファンの範囲に収まる上に低い位置の構造物が少ないので12cm級トップフローとしては比較的干渉や取付け難さが少なそうだ。…てか鎌クロスがでかすぎだだけか。

固定方法はバックパネルタイプでシンプルなねじ止め。特に凝ったタイプでもないが安定感もある…だろう。


何故さっききから推定形なのかというと、このCPUクーラー、今の目で見ると一つ大きな欠点を持っている。旧製品なのでIntelプラットフォームの場合LGA775/478のみの対応なのだ。
つまり現在主流の1156/1155には付けられない。ちなみにAMDの場合AM2に対応している(但し純正リテンションの穴のみ使用するタイプ)なので恐らくAM2互換ならいまどきのにも対応できるだろう。

という訳で今手持ちの対応プラットフォームマシンでこのサイズのクーラーを収められるマシンと言うと毎日のように稼動しているメインマシンか、ガッツリハイパー6+を固定してしまったプレスコマシン。なので当分使用テストはできないという訳。

何の為に買ったんだって?レインボーに光る12cmファンが999円と考えれば安いじゃないか!!
まあもし装着する事があれば追記するが…ぶっちゃけもうオナカイッパイですよね?



これで我が家もエレクトロニカルダイナマイトパレードだ!!


【追記・ちょっと使ってみた】
AGPパヘが故障してお役ご免になったASRock 4CoreDual SATA2&Core2DuoE7600に装着してみる。
2階建て!
2階建て!

さすがに2回建てのインパクトは大きいが、やはり鎌クロスと比べるとファンが最上段に無い分ケースの高さには余裕がありそうだ。ちなみにレインボーファンはより目立つケース用に転用したので、忍者参付属のPWMファンに換装している。レインボーじゃねえ!

背面はこの通り。バックパネル全体がスポンジ→プラシート→金属という3重構造になるのでショートの心配は少ない。
背面部
背面部

バックパネルをマザーに固定してから本体を表側から固定するタイプになるのだが…
兼用!
兼用!

なんとバックパネルとCPUクーラー固定具が同じ形状…というかまったく同じ部品。なので使わないソケットの分の穴がコンデンサ等に干渉しないか注意する必要がある。また取り付けの際は4つのネジをバランスよく締める必要があるのだが、さすがに手回しネジになっているので調整は容易。というか普通のネジだったらドライバを突っ込む余地が少ないので超難易度になっていただろう。

冷却力は十分で、PWMファンに換装したせいもあり静か(純正ファンはPWM非対応ファンコントロール機能がついたマザーでないと耳障りか)。しかし今回試したのが発熱の低いCore2Duo E7600なのでぶっちゃけリテールでも超余裕で静かなCPU。結局の所その力は未知数だ。
  • 購入金額

    999円

  • 購入日

    2012年03月29日

  • 購入場所

    FreeT

コメント (4)

  • わんこさん

    2012/04/07

    サターンのゲームならやったことある
  • 下小川さん

    2012/04/07

    実は親戚の家で何度かやっただけなんですけど、インパクト大なゲームでしたね。確かサターン版だったはず。

    …クーラー関係ねえ!
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