by ジョン・ウィルクス・ブース
第16代アメリカ合衆国大統領アブラハム・リンカーン暗殺者の
言葉で、この物語は始まる。
ただし、舞台は現在のNew York。
人々はメディアに踊らされ、セレブリティーを崇拝し、
"ただの他人"のうわさに浮き足立ち、サインを求める。
タブロイ紙が流行る。
そんな時舞い込むオファー。
一ヶ月で有名になって手記を書いたら
10万ドルあげる・・・・・・。
どんな手段でも No Problem!!
メディアのレーダに引っかかりすればいいの。
どんな小さなことでもいいの。
こんなオファーがきたら、あなたはどうしますか?
そんな怪しい依頼誰が受けるか!
それが普通である。
しかし、主人公トム=ウェブスターは奥さんを親友に奪われ人生がけっぷち。
結局、雑誌の編集者の巧みな説得が功を奏し、了承してしまうのである。
主人公はメディアに取り上げられる方法を考える。
そして、はじめは一ヶ月のはずが気づいたら三ヶ月続いて……。
一般的なアメリカ男性、頭はいいが退屈な男、トムの運命はいかに。
名声とは何なのか。セレブリティーとは何か。
現職の総理大臣は知らないけど、AKB48は知っている子供たち……。
リアリティーは……。うーん。まぁ、ありえなくはないかもしれません。
個人的には非常に好きな作品でした。
はじめの方の導入部の退屈さを除けば、後はさくさく読み進められます。
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購入金額
980円
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購入日
2005年12月頃
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購入場所
有隣堂
山田マンさん
2012/03/29
SNSがマスメディアになったら、変化が訪れるのか。
それとも。。
とりあえず読んでみます!
TakOnuさん
2012/03/29
コメントありがとうございます。
SNSが隆盛を誇る今、
有名になるのは意外と簡単になったともいえます。
この作品はそれより古いので、
もう少し他人任せではありますが……。
是非、読んでみてください。