レビューメディア「ジグソー」

必要に迫られて購入。

性能というより目的用途に適した製品として数少ない選択肢から、この奇抜な紫色基板のグラフィックボードを選択しました。
目的用途は、自宅リビングのテレビにPCを接続することです。

当時使用していた(入手した)PCは、nForceチップセットを搭載した省スペース型であったためAGPを搭載せず、PCIスロットが2本だけでした。
そのため、増設するグラフィックボードも必然的にPCI接続を選択する必要がありました。
テレビ出力が可能で、かつPCI接続、さらに店頭飛び込みで入手できたものが本品だったわけです。

前述の通り、目的さえ達成できれば、性能は気にしていないため特にチェックしていません。
出力はRGB、コンボジット、S端子の3系統(コンポジットとS端子は排他使用)、メモリは64Mが搭載されています。
NTSC 720×480では、さすがにSVGA(800×600)が限界で、それ以上にするとフォントが潰れて読むことが困難になるため、ほぼSVGAで使用しました。

セットアップ時にPC用モニタが必要になりますが、セットアップでプライマリをテレビにしておけば、その後PC用モニタは不要になります。
Windowsの画面プロパティから、コンボジット/S端子出力設定(ゆがみ、表示範囲の調整)をテレビ使用環境に合わせて調整すること可能です。
ただし、時折設定が飛び、プライマリ設定こそきえませんが、異常な表示範囲になり調整し直しに難航することが何度かありました。
調整U/Iは、導入当初は分かりやすかったのですが、ドライバが新しくなってから使いづらくなった印象があります。

すでに現役を離れたと思われるかもしれませんが、実はそうではありません。
現在も会社メインPCに装着し、モニタが最大5台接続(RGB×2、DVI×1、HDMI×1、コンポジット/S端子×1)環境にしています(ただし、現在メインのグラフィックボード未搭載)。
PCIスロットを搭載しないマザーが販売される昨今では、さすがに時代遅れですが、PCIスロットを搭載するPCが現役である間は有用なボードだと思っています。
  • 購入金額

    9,800円

  • 購入日

    2004年頃

  • 購入場所

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