レビューメディア「ジグソー」

当時の高性能の証 ダイレクトドライブ                SONY PS-2510

ソニーのかなり古いダイレクトドライブプレーヤーです  モーターでターンテーブルを直接回転させる方式です 当時ベルトでターンテーブルを回転させる方式がメインの頃、ダイレクトの名前に惹かれ購入しました ACモーターで駆動する方式だったと思いますがDCモーターのもありました クリスタルロック方式が後から商品化されますが、このPS-2510プレーヤーはストロボ内蔵で確認するタイプです スピードも可変できますし、ターンテーブルも外せます。
造りはよいですね クリスタルロック(X'TAL ROCK)方式内蔵ではありませんがストロボはターンテーブル前面の窓から確認できます 当時1ヶ月の給料が6~10万位でしたからかなり高級品でした...! そしてカートリッジもヘッドシェルも何も付いていなかった商品でした。 

 

 


ターンテーブルやプレーヤーユニットはダイキャストでお金がかかっています カートリッジはお好きなものを自分で購入してくださいというスタンスでした 唯一の弱点はトーンアームのカートリッジ受けコネクター端子が金メッキで無く銀メッキ?(ロジュームメッキ?)で接触不良が起きやすいです  見えない肝心なところをコストダウンするのが【ソニーの性】です....w

一般的には当時のオーディオ製品は金メッキ端子は殆ど無かったです 此の後、金メッキ端子が差別化で使われます。

 

今ではこういう商品を作ることはできないでしょう なかなか味わいのある商品ですよね ソニー

技術者の良心とやる気を感じさせる商品です 別にターンテーブルシステムだけ販売されていましたね TTS-2500  トーンアームと箱を別に用意してシステムを組み立てることも可能でした。 

その後PS-8750, TTS-8000などが発売されています サーボ回路にはICが1個だけ使われていたと思います CX-0032とかでしたか...  

よくレコードとCDの音質論争がありますが、意味が無い論争ですよね 時代背景も違うし、趣味ですからどちらが好きでも各人の好みですからね 自分の懐に合った装置で音楽を楽しく聴くのがスマートだと思います。

  

 

2016-10-20 画像追加

画像を殆ど載せなかったので内部画像追加しました。

                        

                 右下:スピード調整ボリューム                                                

            中央 / サーボ基板   右下/スピード調整ボリューム 左下/ スピード切替スイッチ                     

                 スピード切り替えマイクロスイッチ                

                   

      DD/ACモーター ヒューズ基板の下にサーボ出力トランジスターがあります                                      

                 フォノケーブル / シールドケース                          

   トーンアーム下部反対側  トーンアームとシャーシーの2点からアースを取ってますね                            

         左中/電源トランス シャーシーはダイキャストで凄い物量が掛けられています

                           

      ターンテーブルシートを外した状態      

   ターンテーブル外した画像 赤いねじは電源トランス輸送ねじ トランスの振動を嫌った?                

      

      AC/DDモーター   ダイキャストシャーシーにはSONYの刻印が入ってます                     

                 ターンテーブル外周着磁パルス検出ヘッド              

      間欠照明ネオンランプと反射鏡でターンテーブルの同期を読みます       

ターンテーブル裏面 内周側面にパルス着磁してありヘッドで検出、パルス検出します 点々の同心円状な土星の輪みたいな物は50/60Hz毎 , 33/45回転毎のネオン管の点滅光を反射してミラーで確認するものです。

                

底面から回転数のプリセット,操作部のスピードVRで33/45でスピードが違わないようにセットします                                                      

手間も物量も大量に注入された機器です 今ではマイコン内蔵で小さい軽い機械になるのでしょう。

 

 

                                   ↓フォノケーブル交換しました

 

             アース線交換

 

更新: 2016/10/20
満足度

当時の製品は造りが頑丈で壊れませんね

今まで余り使わなかったので壊れなかったのかも知れませんが、癖もなく良い機械でした

一度も故障したこともなくその点からもすばらしいです しばらく使っていこうと思います。

 

更新: 2016/10/22

当時の高性能の証 ダイレクトドライブ / レコードプレーヤー                SONY PS-2510

1975年頃...オイルショックが終わって若者にはオーディオブームが続いていた 当時は1体式ステレオからコンポーネントステレオの時代に移っていた まだレコードプレーヤーはベルトドライブでシンクロナスACモーターが良いと言われていた その頃に登場したのがダイレクトドライブターンテーブル、たぶん最初はパナソニックだったと思う ソニーも少し遅れてダイレクトドライブ方式を出しました PS-2500, TTS-2500 だったと思う その後が今回のPS-2510です 当時は半年で新製品を

リリースしていたわけで、今の家電業界を思うと社会の若さが如何に企業活動に影響を与えるのかが

判りますね 

  • 購入金額

    60,000円

  • 購入日

    不明

  • 購入場所

24人がこのレビューをCOOLしました!

コメント (2)

  • masahikoM66さん

    2018/11/10

    底面の写真ありがとうございます。
    スピード調整がおもて面のダイヤルだけではきかなくなっていて、ずっと放置していたのですが、新しく買ったアンプにたまたまPhono入力が付いていたので接続。
    壊れてもいいのでスピード調整がちゃんとできるように自分で修理に挑戦しようかと思い色々検索していたらこのページにたどり着き、検索する前に底面を見たら済む話だったと気づいた次第です(笑)。
    私のはPS−2500ですが足のゴムがへたっているぐらいで現在はちゃんと動いています。
  • タコシーさん

    2018/11/10

    masahikoM66さん
    書き込みありがとうございます
    PS-2500お使いですか....先輩ですね....w 
    お役に立ってよかったです 
    この当時の製品は手作りでプラスティックを使っていなくて素晴らしいと思います
    此れだけの物量投入だと今では製造できないでしょう
    井深さんや盛田さんが、オーディオが好きだったころのものですね

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