布石かヨセか…はたまた形勢判断か…
私はシノギ(サバキ)であると考えます。
碁は本来一目を争うゲームなのですが、シノギをミスすると50目以上の出入りが有ります。
多くの場合、碁は終わります。
それゆえ、打ち込んだ後どのようにサバくか、相手の構えにどこまで深入りできるか、入れないとするとどの辺りからケすか、というのは一局を左右する重要な決断になります。
正しくサバけば互角にワカレるところなのに、アマチュアでは判断のシノギのミスが絶えません。
私も当然その例にもれず、何度判断を誤り、何度石が死んでしまったか分かりません。
逆に、相手のミスで救われた回数も数えきれません。
本書は、その判断力とシノギの方法を養うための一冊です。
私としては、小目のオオゲイマの構えに対して、下図☆の位置が急所になるというのが勉強になりました。
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逆に、それ以外に関してはいずれも自分の知っている急所・手筋ばかりでしたが、「どこまで深入りできるか?」というクイズ形式の問題図で答えを外してばっかりだったので、いかに普段判断ミスをし、無茶な打ち込みをやっていたのかをここでも思い知らされます。
初段以上ならいい勉強書になると思います。
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購入金額
1,470円
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購入日
2012年02月20日
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購入場所
M.T.オーエンさん
2012/02/20
トム様さん
2012/02/20
有難うございます。
AA自体は某巨大掲示板上でテンプレ化されています。
部分的に切り出すと説明文に記したようになります。
碁のことが分からないと囲碁用語を羅列されてもさっぱり意味が分からないと思います。
意味が分からないどころか、怪しい言葉もちらほら…
「シノギ」とか「ノゾキ」とか、囲碁を知らないと何の話だよ…と思われてしまうことでしょう。