私自身はジャンク扱い品として入手した製品ですが、当時は古めのPC-9800シリーズは殆ど全てジャンクで売られていた時代であり、特に不具合も無く正常動作品でした。さすがにOSは残っていませんでしたので、手持ちで余っていたWindows98で動かしていたと記憶しています。
私自身SONY VAIO PCG-SR9C/Kを買うまでモバイルPCと呼ぶべきものは持っておらず、数ヶ月ではありましたが仕事用としてこのPCを毎日持ち歩いていました。ACアダプターやバッテリーを含めて、このPCと周辺機器だけで5kg近い荷物だったのですが、当時はあまり重さは気にならなかったというのが不思議なところです。
上記PCG-SR9C/Kを買った後は、仕事用PCも置き換わり引退状態となっていたのですが、翌年に意外な用途で復活することとなります。2002年はタイトルに書いた通りのFIFAワールドカップの日韓大会が開催された年です。当時は勿論ワンセグ放送などありませんでしたし、当時の勤務先はTVなど置かれていない某教育機関であったため、インターネットのテキスト速報以外は情報源が無かったのです。
そこで注目されたのが、多目的ベイにTVチューナーパック(PC-9821N-P03)が用意されていたこのPCでした。当然別売品ではありましたが、私の手元にはこのチューナーが2台あり、周囲のリクエストもあったためワールドカップの開催期間中はこのPCが再登板して、さながら昔の街頭テレビのように多くに人に囲まれ続けていました。
このPCの標準搭載メモリーは16MBでしたが、オプションとして用意されていた最大容量となる64MBモジュールを増設して80MBとしていたため、Windows95/98で使うには十分な水準は保っていました。後により新しい世代のPC-9800シリーズのノートPCを多数入手したことで使われることはなくなっていきましたが、使用期間の割には思い出深いPCとなっています。
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購入金額
7,980円
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購入日
2001年頃
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購入場所
まささん
2013/02/27
使ってましたよー!
jive9821さん
2013/02/27
当時はまだまだPC-9800シリーズを使っている人も多く残っていて、この水準のPCでも何とかなったものでした。コンシューマー向けがWindows XPに移行した辺りが丁度限界を感じさせられたタイミングだったでしょうか。
時代を考えれば、SVGA TFT液晶・CD-ROM内蔵・マルチデバイスベイ装備と、オールインワンPCとして何とか使えるハードウェアでした。拡張性にも優れていましたので、デスクトップ的に使う方も多かったのではないかと思います。
takamizuさん
2013/04/23
jive9821さん
2013/04/23
私も当時のPCとしては珍しいTVチューナー搭載可能という部分に強烈なインパクトを受けていましたので、格安で売られていたTVチューナーを半ば無意識で買ってしまっていました。実際に使う機会は無いだろうと思っていただけに、こんな形で活躍したことが良い思い出となっています。