以前登録した常識否定
とは違ったベクトルで書かれています。
こちらは、常識を否定するのではなく、しっかりとした常識を身に着ける、という方向性でしょうか。
どちらの本も、究極的には「局面を有利に導きたい」という一点を目指して書かれているものですがね。
大局観とタイトルにある通り、序盤から中盤の入り口まで位がテーマになっています。
アマチュアの負けパターンとして、序盤で不利を招いた後に無茶な特攻をして石が死ぬ、というものがあります。
もちろん、座して負けを待つよりは一か八かにかけた方が良いのですが、高段で、目算などがきちんとできる人でないと不利な状況でも我慢して我慢してチャンスを待つ、という戦術は難しい。
多くは(私も含め)、序盤の不利を取り返すというプレッシャーから、チャンスでもないところで攻め込み局面をさらに悪化させて投了ということが多いと思います。
そうならないためにも、序盤でしっかりと有利な状況を作り出しておくのが一番良いです。
そんな序盤の戦い方の感覚を養う良書です。
序盤の有利を過信し過ぎるのも負けに直結しますけどね。
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購入金額
1,365円
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購入日
不明
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購入場所
退会したユーザーさん
2012/01/20
ずいぶん長いことやってませんね(’’
父親に教えてもらってたんですが
まったく上達しない私によくしびれを切らしてました(w
トム様さん
2012/01/20
お父様も碁を打たれるんですね。
今から再勉強されて、対局すればお父様もお喜びになるのでは?
ウチは父が将棋派なのでなかなか親子で打つチャンスはなさそうです。
あるいは私が所帯を持ったときに、子供が碁を覚えてくれたら嬉しいだろうなぁ…
M.T.オーエンさん
2012/01/20
囲碁の方はまだそういう話は聞きませんね。
囲碁は将棋より予測が難しいとかなんとか…。
関係ないですが、碁石を白黒ではなく赤白にしたら縁起が良さそう!
腐れリンゴとドロイドくんでシェア争い的なのも面白そう…
たまには白黒以外でやってみたいとか思わない物なんでしょうか。
トム様さん
2012/01/20
米長永世棋聖負けてましたね。
チェスは既にコンピューターの方が強いようですし、時期に羽生さんといい勝負するコンピュータが出てくるのでしょう。
囲碁は未だアマ強豪にも全然かないません。
将棋とは選択肢の多さが違いますからね。
但し、部分の読みはなかなかのもので、選択肢の少ない場面での読みは間違えない辺り流石はコンピュータです。
白黒じゃない碁石なら見たことありますね。
正倉院に残ってる碁石は確か緑と白じゃなかったかな…?