●Intel Core i7-2720QM (ES Q154)
Intel Core i7 2720QMのES品(Engineering Sample)品です。
4C/8Tで実クロックは2.2GHz(TB3.3GHz)。TDP45w
CPU-Zではi7-2670QMと表示されます。
現状で最大32倍動作(写真3)を確認していますのでi7-2670QM(TB 3.1GHz)では無いと思います(^-^;
Intel Core i7 2720QMの製品版のL3キャッシュは6MBですがES品のためかSandy Bridgeコアのフルスペックの8MB全てイネーブルになっているようです。
<TB動作の最大クロック>
・1core:最大3.30GHz
・2core:最大3.20GHz
・3core:最大3.10GHz
・4core:最大3.00GHz
●消費電力
GPUパワーに影響を受けないテストでの消費電力をまとめてみました。
消費電力の計測にはサンワサプライ ワットチェッカーPlusを使用しています。
<消費電力>
・アイドル:17W
・SuperPI:47~52W(104万桁:12.824秒)
・Prime95(8T):93W
・Prime95(1T):45W
アイドル時は17Wとかなり低く抑えられています。これならバッテリー動作時でもある程度の時間は稼働しそうです。
シングルスレッドへの負荷のかかるSuperPIで47~52W。TB動作でクロックは安定しません。消費電力もクロックが大幅に変化するので幅がありますがTDP分の電力を使用している数値と言えます。
8スレッドに100%の負荷のかかるPrime95では93Wまで上昇。5分程度の負荷テストでは動作クロックは27~28倍で安定していました。アイドル時から76W増になるのでTDP以上にTBの効果で消費電力が増えているようです。冷却ファンは全力運転で排気口からの発熱も増えますので夏場はクロックが下がるのかもしれません。試しにPrime95を1Tで走らせてみると45Wでした。
●発熱について
4スレッド以上に負荷をかけると発熱が一気に増えます。発熱に関しては夏を迎えてみないことには何とも言えませんが現状では許容範囲内です。
●感想
実クロックは2.2GHzのCPUですからTBでどの程度高クロックを維持できるのか不安でしたが、比較的負荷率の高いFF14ベンチ動作中も概ね3.0GHzで動作しているので満足しています。
ノートPC本体登録時に3Dベンチマークテストの結果などを紹介する予定です。
SuperPIの結果も12秒台とデスクトップに負けないスコアですからレスポンスはかなり良好です。
ES品のためお勧めしづらい面もありますがほとんどのSandy Bridge対応ノートPC(冷却機構は4コアへの対応必要)で動作可能と思います。ノートPCのCPU交換は自己責任で動作する保障もないのでリスクはありますが低価格で4C/8Tを手に入れたいなら交換用パーツとして候補に加えてみるのもよいかと思います。
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購入金額
12,000円
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購入日
2011年12月頃
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購入場所
きっちょむさん
2012/02/20
秋葉原で入手されたのですか?
Sheltieさん
2012/02/20
秋葉原(ジャンパラさんなど)でも売っているかもしれませんね。
自分はオークションで手に入れました。価格は出品者によりまちまちですが今でもオークションで出品されてますので気になるなら是非チェックしてみてください。
tomoさん
2012/02/20
Sheltieさん
2012/02/20
なかま~ヽ(´―`)ノ
Q154は値段が安価で4C/8Tですからコストパフォーマンス最高ですよね!
Picardさん
2012/02/20
Core i7 2820QMの
では、x31迄しか見たことがありませんが…
Sheltieさん
2012/02/20
確かにL3がフルスペックですから上位のi7-2820QMに近いですよね。TBの最大倍率はPrime95で1スレッドに負荷を与えると大体到達すると思いますので試してみてください。