USB3.0のフロントポート1つと各種カードリーダーを備えた3.5インチベイアクセサリ。
USB3.0…それもピンヘッダ接続のカードリーダーものとしてはかなり早い段階から登場していた製品だ。
公式サイトの説明を見る限りカードリーダーもUSB3.0接続っぽいのだが、以前別のカードリーダーのレビューで書いた通り、メモリーカードでUSB3.0の速度を生かせるモノはSDXC等少数派で、我が家には無いので試しようが無い。
一応その辺にあったSDHCカードでベンチを取ってみよう。とはいえ名ばかりClass10とも言える典型的な廉価カードなので差がでるものか…一応同じSDHCカードで別のカードリーダーのスコアも取ってみる。
USB2.0内蔵カードリーダー&USBハブ
多機能キューブ型外付けカードリーダー
105円SDカード専用リーダー
カードがカードなだけに全く期待していなかったのだが、しっかりSST-FP37が他のカードリーダーより一回り高いスコアを出している(逆に105円カードリーダーは一回り遅い)。実際コンデジ写真をぶち込んでプレビュー生成してみるとちょっとだけ速く感じる。これならSDXCも期待できそうだが、如何せん私のデジカメはSDHCまでしか対応していない。
USB3.0ピンヘッダ接続のカードリーダーの選択肢が殆ど無かった時期に登場した存在意義は大きく、ベイアクセサリとして癖の無いデザインと、長く自由度のある接続ケーブルはケースやピンヘッダ位置を選ばない。
更に奥行きのある本体のおかげでAntec等のツールレスケース(最前列のネジ穴が使用不能)でもしっかり固定可能と、ポイントは抑えている。
…じゃあ何で私の家に(タダ同然で)転がり込んできたのか?
その理由は上記Voss氏のレビューをご覧いただければ判るのだが、要はCFのピンが構造的に曲がりやすい&USB3.0接続自体も不安定ということ。
あちらのレビューの猿真似でCFカードリーダーのガイド部を確認してみたが、確かにこのCFガイドの構造はよろしくない。こりゃCFのピン曲がるわ。
家にあるCF対応カードリーダーをいくつか覗いてみたが、大半はこのスロット自体が浅い位置にあるものだった。たまにCFは使うがピン曲がりは経験したことがない。
奥まったものでもしっかりガイドが1本通っている。このOwltechのカードリーダーは廉価モデルに位置するタイプで購入価格は600円とかそんなもん。それにさえガイドがあるのに…詰めが甘かったといわざるを得ないだろう。
USB3.0接続の不安定さは、初期のUSB3.0機器のご他聞に漏れずUSB3.0チップとの相性と思われる。
幸い私が今回使用したASmedia製チップ搭載マザーでは問題は起きなかったが、ネット上の情報によるとEtron製チップだと相性がよろしくないらしい(まあEtron系はコレに限らずよく相性問題が出るのだが)。残念ながら我が家にはEtronチップのピンヘッダを搭載したマザーは無いので試しようがないのだが。
相性問題を解決すべく、カードリーダーにしては珍しくファームウェアアップデートツールが公式サイトに用意されている辺りメーカー側の苦労が伺える。
今となっては他社からも同系統の製品が登場しているので、上記CFと相性問題のリスクを考えると、後発の製品を選んだ方が無難。
しかし早い段階でリリースされたこのUSB3.0接続カードリーダーは、斬新な特殊配置ケースを続々と生み出すSilverStoneのチャレンジングな姿勢を表すアイテムの一つと言えるだろう。
幸い今回はCFカードをまず使わないゲーミングPC用だ。今までブラックのP183にOwltechのシルバーベゼルカードリーダーを使っていたので思いっきり見た目が浮いていたのだが、今回のFP37はP183と色も材質もピッタリで、まるで純正オプションのようだ。
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購入金額
0円
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購入日
2012年11月頃
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購入場所
cybercatさん
2012/11/06
>だがお前のUSB数はおかしい。
ここですね!w
たしかに大杉
リーダーさん
2012/11/06
sakさん
2012/11/06
カーリーさん
2012/11/06
入れ替えたーい
・・・がこんなにUSB数いらないw
下小川さん
2012/11/06
…でも多いね!
光学ドライブのトレーは写真だとわかり難いですがシルバーになってます。ベゼル交換キットであえてツートンにしたネタドライブですね。