このレビューは、Antec SOLO II&EA-650-PLATINUMのプレミアムレビューではありません。
ただ単に、私が個人的にほしかったので買ってきただけです。
頭の中にある新マシンの構成に、この電源を含めていたのですが、
ビデオカードに給電するケーブルは1本しかないのですが、コネクターは6+2ピンが2つあるため、
こうやっても起動するか確かめたかったからです。
実際に起動してくれたので、とりあえずひと安心です。
プラチナ電源の中では安価な部類に入りますが、その代わり、プラグインではありません。その分ケーブルも最小限で、さらには奥行も14cmとコンパクトに作られていて、いかにも普段使いのマシン用に設計された電源です。
プラグインがほぼ必須なマシン以外では役に立ちそうです。
さて、現在、うちで使っている主力電源との比較ですが…
私の環境での比較だと、まず、安定性ではどちらも大差はありません。
80+GOLDとPLATINUMという、ランクも高めの製品というのもありますし、何より、SLIやCF、さらにはオーバークロックなどもなしで、いかにも普通に使っているためでしょう。
配線のしやすさは、圧倒的に当製品のほうが上です。
あくまでも一般的なランクなのに対し、コルセアのほうは24ピンの配線、というか、コネクターの形状のせいかかなり固く、それが難易度を大きくアップさせています。
内部が広いケースであれば、そこまで気にする必要がないのですが、コンパクトな製品好きな私としては、その点がかなり気になります。
コンパクトさに対しても、こちらのほうが上回ります。奥行が14cmと16cmでは、さすがに差が出てきます。
もっとも、ここも内部が広いケースではあまり関係ない場所でもあります。
そして、私が一番気にするファンの静音性ですが、これに関してはコルセアの製品が大きく上回ります。
比較対象が三洋のファンを積んだ製品ですから、相手が悪いと言わざるを得ません。
ただでさえ負荷が20%オーバーでないと回らないうえ、低回転時でもほぼ音が聞こえません。
もっとも、これはあくまでもケースを開けた状態での比較なので、静音ケースに入れれば、目立たなくなると思います。
今回のプレミアムレビューは、このあたりを考えているんじゃないだろうか、と個人的には思っています。
最後に総評になります。
上で書いたように、この製品は、あくまでも「普段使い用」のマシンです。容量が650Wではありますが、SLIやCFのことは考えられていません。
ゲーム用であれば、このレベルではなく、もう少し上の容量になると思うので、それはそれでありではないかと感じています。
ファンのことも、この価格帯ではさすがに文句を言えません。
ただ、私はこれがこの製品一番の弱点ではないかと思っています。
ファンはかなり回転数の大きいものを使っているらしく、最大41dBも出るとのことです。
プラチナ電源で発熱もそこまで大きくないはずなので、そこまで冷却に気を使わなくてもいいのではないだろうか、と思います。
それ以外はよくできていると思います。同価格帯の製品は玄人志向の製品くらいなので、このランクを目指すか、もしくはもう少しランクが高い製品を選ぶのがいいかもしれません。
この価格帯で、プラチナ電源を探しているならば、ベストバイではないかと思います。
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購入金額
9,580円
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購入日
2013年02月16日
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購入場所
ツクモ
hubbleさん
2013/02/17
容量は自分の構成に合わせるとして
ファンを自力で交換すれば結構よさそうですね。
悠斗さん
2013/02/17
コメントありがとうございます!
初めは私もそれを考えたのですが、
http://ascii.jp/elem/000/000/665/665667/index-2.html
これは同じくこの製品を持っているわんこさんのレビューの中に乗っていたURLで、この中の1枚目の写真を見ると、どうやらケーブルが基盤に直付けされているようです。
著作権マークがついているので載せられませんが、おそらく白黒のケーブルがバンドで止められている、その下にある赤黒のケーブルがそれだと思います。
やるのにははんだ工作が必要だと考え、私はやめてしまいました。