Socket A/370/462/478/754/939/940/LGA775という対応規格一覧も時代を感じさせる。
10cmファン搭載というスペックは、12cm、いや14cmラウンドファン搭載のクーラーさえある今では幾分大人しく感じるが…
COOLERMASTERから重量約1kgの超ド級CPUクーラー登場!
…とある通り、当時としてはかなり特大扱いだったようだ。
スサノヲを触った後だと全然小さく見えるのだが、それは私がマヒしているだけだろう。
実際土台となる部分が銅で作られている上に、サイドとトップを塞いでるカバーの金属パネルも厚いものが使用されているので、見た目相応かそれ以上に重く、1kg程度ある。互い違いに配された6本のヒートパイプも相まって今の目で見ても十分迫力のあるクーラーだ。
付属のファンはPWM4pin制御で、青く光るギミックもある(但し光り方は控えめ)。
その重さ故当然478等の通常リテンションは使わず、バックパネルにナット止めする方式。装着方法自体は判りやすく、フィンのむき出し部も少ない為ケガの心配はないのだが、メンテナンスホールの無いPCの場合当然マザーを外さないと着脱できないので、購入から5年間で3回程度しか外した記憶がない。
何かと熱いイメージのあるPentium4 3.2EGHzの冷却用に使用していた。夏場には36度とかいく部屋で、Pentium4を60度に納めていたのだからその冷却性はすばらしい。
しかし、使用していたマザーがPWM非対応でファンフル回転だった。
その後3年近く使用し、メインPCは変態マザーを介したLGA775にバトンタッチ。LGA775対応のこのクーラーもそのまま移植しようとしたのだが…
「マザーから取り外すのが大仕事」
「E7600なら付属リテールでも十分だろう」
「何よりサブPCに格下げするPentium4にをしっかり冷やせるクーラーはコレくらいしかない」
という訳で、マザー・CPU・クーラーを一体化したままサブPC用のケースへ移植、その後暫くは実際にサブPCとして使用していたのだが、AGPボードやDDRメモリを他のPCにまわしてしまっていたのもあり、2500Tレビュー時の消費電力計測時を最後に電源を入れていなかった。
年末の掃除の際ついにそのPCを解体。
固着したグリスによりCPUは完全にくっついてしまっていた。しかもこのクーラー、バックパネルまで固定ネジが貫通しているカタチになるので、捻るように外す事もできない。結局CPUロックレバーを解除方向に動かしつつ慎重に外した「想定されたスッポン」をせざるを得なかった。
そして撮影したのが冒頭の写真。ファン固定ネジが2本足りないのかは何故か判らない。いつのまに失くしたんだろう…
また今回はずして判ったのだが、マザーとクーラーの間になるゴムリングのような物体が経年劣化でボロボロになっていた。幸い代用品はホームセンターで入手したので、現在はPentium4共々G31マザーで復活させて運用中。
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購入金額
6,000円
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購入日
2006年09月21日
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購入場所
ドスパラ
退会したユーザーさん
2011/12/30
昔のピン式のCPUだと抜くときに
ピンが全部曲がってしまいそうなくらい
重そうでつね(’’;
スサノヲは別としてこれも
相当でかいでつねぇ(’’;;;
下小川さん
2011/12/30
レトロなソケットにも対応しているのは貴重なので、我が家の場合まだまだ出番はありそうです。