■はじめに
この度は、ジグソープレミアムレビュー「PCゲームレビュー MISSION A ~ハイスペックゲーミングPC+バトルフィールド3 (PCとソフトウェアのセット)~」に選出いただきありがとうございます。
レビューの機会を与えていただいた、zigsow様、Intel様、マウスコンピューター様、エレクトロニックアーツ様、関係者の皆様、そして毎度アクセスいただいている皆様へ、厚く御礼申し上げます。
ソフト編はこちらです。
■事前調査
まずは、レビューさせていただくPCの前に、マウスコンピューター様の会社概要を調べさせていただきました。
マウスコンピューター様のHPより抜粋
【株式会社マウスコンピューター】
設立
2006年10月2日
資本金
1億円
従業員数
153名(正社員のみ、2011年3月末日現在)
事業内容
パーソナルコンピュータ及び周辺機器の開発、製造、販売とそれに付随する一切の事業
沿革
1993年(平成5年)4月 創業者・髙島勇二がパソコン事業を立ち上げ
1998年(平成10年)8月 有限会社エムシージェイ設立
2000年(平成12年)9月 有限会社エムシージェイを株式会社に組織変更
2003年(平成15年)11月 株式会社MCJへ商号変更
2004年(平成16年)6月 株式会社MCJ 東証マザーズへ上場(証券コード:6670)
2006年(平成18年)10月 株式会社MCJ PC事業部門を新設分割により分社化し 株式会社マウスコンピューターを設立
2008年(平成20年)10月 株式会社iiyamaを吸収合併
2009年(平成21年)7月 株式会社iriver japanを吸収合併
沿革を見てびっくりしたのですが、iiyamaとiriver japanを吸収合併されていたのですね。^^;
現在は、iiyamaとの合併を機に、長野県飯山市の自社工場で、PCの組立生産を行なっているそうです。
また、小松社長さんが社長に就任してからは「品質向上」を掲げています。
Windows7登場前には、Vistaマシンに対して、送料無料でWindows7をサービスしたり、自社ブランドPCに使用するパーツも選別したりと、日々企業努力を行っている姿勢はとても素晴らしいと思います。>w<b
それでは、マウスコンピューター様の会社概要を確認させていただいたところで、PC側の概要を確認させていただきます。
今回、レビューさせていただくマシンは、G-Tune NEXTGEAR i820BA1となります。
ゲーマー向けPCに属する、G-Tuneというブランドで展開されています。
サイトを確認すると、ブロンズからプラチナまでグレードがあるようですね。
こちらのマシンは、ブロンズモデルに該当します。
まずは、このPCのマシンスペックから調べてみたいと思います。
★★★ マウスコンピューター社製 G-Tune NEXTGEAR i820BA1 ★★★
OS Microsoft Windows 7 Professional 64ビット
CPU Intel Core i7-3930K
Mother MSI X79A-SD40
Memory SanMax PC3-12800 4GBx4(16GB)クアッドチャネル
Graphic MSI GeForce GTX560
HDD HGST HDS721010DLE630(1TB)
DVD LG電子 GH24NS70 DVDスーパーマルチドライブ
Keyboard G-Tuneオリジナル「Accurate Keyboard」
Mouse USB光学式スクロールマウス
Power FSP FSP700-80EGN(700W GOLD電源)
PCに詳しい方ならご存知かと思いますが、本PCはSandy Bridge-EとIntel X79 Expressを搭載したハイエンドに属するマシンです。
■開封してみよう!!
PCが到着してワクワクドキドキ・・・。
はじめての6コアで、心を躍らせております。
クマも、とても喜んでおります。w
到着して驚いたのですが、箱がかなり大きいですね!^^;
▼PLAY GAME▼と書かれているのが、GOODですね!
早く開封したい衝動に駆られます。www
【Warning!!】▲▽▲▽▲ 佐川クオリティー発動 ▲▽▲▽▲【Warning!!】
さ・す・が・さ・が・わ・さ・んwwwww
リアルでバトルフィールドは、勘弁してください。><
内部まで、貫通してましたよ。。。
PCは大丈夫かな?!(=w=;
開封すると、まずは説明書と付属品がでてきました。
保証書は、箱の角に付いていますので、取り忘れないように!w
付属品を取りだすと、底にはG-TuneのPCがっ!!
このケースとっても綺麗ですね~。>w<b
・前面
・背面
■使用してみよう!!
では、設置も終わったところで、電源ON!!
自作と違って、入念に接続を確認してから火入れしないで済むのは楽ですね。
・・・と、ここでトラブル発生?!
「ピー」という、警告音が深夜に鳴り響きました。(=w=;;
どこが鳴っているのか、焦りましたが、PCは問題なくPOST完了してるし・・・何故?!
・・・原因は、こやつでした。
BF50Y
何も考えずに刺してましたが、このマシンだと高負荷時には、もう1ランク上のUPSでないとダメですね。
ただ、WindowsUpdateを行っている間に電源を切れないので、数十分近くビープ音を鳴らしたまま作業してました。。。^^;
WindowsUpdateが終了したところで、ゲーム用PCということもあり、UPSからの接続ではなく、通常のコンセントから接続することにしました。
無事にWindowsUpdateも終わりましたので、いじり倒してみたいと思います。w
■解体してみよう!!
それでは、各パーツの詳細を確認していきたいと思います。
【CPU】
プロセッサーナンバー Core i7-3930K
コア数(スレッド数) 6コア(12スレッド)
動作クロック(TB最大) 3.2GHz(3.8GHz)
L1/L2データキャッシュ(コア当たり) 32KB/256KB
L3キャッシュ 12MB
TDP 130W
搭載されているCPUは、LGA2011のSandy Bridge-Eです。
設計では8コアですが、2コアがDisable(無効)になっています。
タスクマネージャーを確認すると、6コア12スレッドで起動していることが分かります。
それにしても、12スレッド動いているのは圧巻ですね。^^;
このCPUのステッピングはC1で、VTdがエラッタにより使用することができません。
先週より、VTdのエラッタを修正した、C2ステッピング品が販売していますので、VTdを使用したい方は、ステッピングを確認して購入するといいと思います。
また、CPUクーラーはIntel純正の空冷クーラーが取り付けられています。
このクーラー、青く光るのですね。
OCする場合は、冷えるクーラーに交換したいところですね。^^
【Mother】
X79チップセットを搭載した、MSI社製のマザーボードです。
型番を見ると「X79A-SD40」とあります。
調べてみたのですが、一般には市販されておらず、オリジナル品のようですね。
恐らく、市販のX79-GD45と似たようなスペックかと思われます。
上半分を確認すると、CPUを隔てて2つずつメモリスロットがあります。
このマザーは、メモリーのスロットが合計で4スロットしかないようです。
最上部には、青色のヒートシンク「MILITARY CLASS III」の文字が誇らしげに輝いております。w
DrMOSも搭載しているようで、コンデンサなども品質が高そうなものが綺麗に配置されてますね。
下半分を確認すると、PCIEx16スロットが3基、PCIEx1スロットが1基あります。
SATAは、3.0が2基、2.0が4基という構成です。
あと確認できるのは、USB3.0ヘッダーが1つと、USB2.0ヘッダーが2つぐらいです。
【Memory】
SanMax社製メモリが4GBx4(16GB)搭載されています。
メモリーの規格は、PC3-12800(DDR3-1600)で、Hynixのチップが搭載されています。
このメモリーが4枚刺しのクアッドチャネルで動作しています。
【Graphic】
マザーボード同様、MSI社製のものが搭載されていました。
こちらも調べてみたのですが、一般には市販されていないオリジナルモデルのようですね。
現行主流の2スロット占有型で、GeForce GTX 560が搭載されています。
出力は、DVIが2つで、DVI→HDMI変換コネクタが1つ付属しています。
【HDD】
HGST社製のHDS721010DLE630が搭載されています。
容量は1TBで、ディスクの回転数は7200回転、キャッシュは32MBを搭載しています。
このモデルは、1プラッタ1TBモデル品です。
ベンチを計測してみると、なかなかいい値が出てますね!^^
【DVD】
LG電子社製のGH24NS70が搭載されています。
オーソドックスなDVDスーパーマルチドライブです。
ベゼルにLGのロゴがないので、OEM供給されたものでしょうか。。。
【Keyboard】
G-Tuneオリジナルの「Accurate Keyboard」ということで、共同開発されたそうです。
実際に使用してみた感じ、初めはややキーが硬めに感じましたが、今は慣れたようでかなり打ちやすいです。
ただ、びっくりしたことに、絶滅したと思われたPS/2のキーボードでした。
マザー側にも、PS/2端子があるのには驚きましたが。w
個人的には、前面のUSB端子から接続したいので、USB化していただけると有難いですね。
【Mouse】
これも、オリジナルでしょうか?USB光学式スクロールマウスです。
外観はチープに見えるのですが、使ってみると驚き!ものすごく手にフィットします。
ただ、ゲーム用途には、やはりゲーミングマウス(Microsoft社製のSideWinderあたり)が欲しいところですね。
【Power】
FSP社製の700W GOLD電源です。
プラグインタイプではなく、通常タイプの電源ですね。
ただ、このメーカーの電源、私は聞いたことがありませんでした。^^;
調べたところ、こちらもオリジナルっぽいようで、AURUMシリーズの700Wに
近いようなスペックなのではないでしょうか。
それでは、各種ベンチを計測してみたいと思います。
【エクスペリエンスインデックス】
プロセッサ 7.8
メモリ 7.9
グラフィックス 7.7
プライマリハードディスク 5.9
よい結果が出てますね!^^
プライマリハードディスクは5.9と足を引っ張っていますね。
SSDに交換してあげれば、もっと上のスコアを狙えると思います。
【Super Pi】
100万桁が10秒というスコアになりました。
TB時の動作が3.8GHzと、2600Kと同等のため、同じ結果になったものと思われます。
【CINEBENCH R11.5】
CPUのFPS10.09と、圧倒的な性能を見せ付けてくれました。
OGLも、FPS50.60とぶっちぎりの性能ですね。w
【FF14】
LOWが6352、HIGHが3779と、LOWであればカクツキもなくぬるぬる動きました。^^;
HIGHだと、重いシーンが若干カクツキますが気になるほどカクツキはしませんね。
主にシングルスレッドで動作するソフトについては、2600Kとスコアがほとんど変わりませんが、マルチスレッドで動作するソフトは桁違いの能力を見せ付けてくれました。
他にも、計測したいベンチがあれば、ご要望を承ります。
■感想
この構成で自作しようと思うと、どうしてもこの金額までは行ってしまうと思います。
「これで、会社に利益出るんでしょうか?」と思うくらいです。
ハイエンド機で自作したいという初心者の方にも安心してお勧めできると思います。
コストパフォーマンスは、間違いなく◎です。
また、CineBenchのようなコアを有効に使えるソフト等の場合は、かなりのCPU威力を発揮しますね。
ただし、将来的に拡張を考えていない場合は、無難にZ68/P67/H67チップセット搭載マシンをお勧めします。
というのも、X79を選ぶメリットは、やはりPCIEを40レーン使用できるからに尽きると思います。
後々に、SLIやCFXを考えていない場合であれば、Core i7 2700K(もしくは2600K)とZ68マザーをチョイスして、ワンランク上のGPUを乗せたほうが、ゲーム用途では優れていると思います。
今回は、無改造の状態でレビューさせていただきましたが、このモデルをチョイスするのであれば、やはり128GB以上のSSDと、SLI/CFX構成が欲しくなってきます。
購入する際は、上記オプションのカスタムができるようですので、是非追加して購入していただければと思います。
■さいごに
ハイエンドPCをレビューさせていただく機会を与えていただいた、zigsow様、Intel様、マウスコンピューター様、エレクトロニックアーツ様、関係者の皆様、そして毎度アクセスいただいている皆様へ、改めて厚く御礼申し上げます。
今回を機に、また睡眠時間を削ってゲームをする時間が増えてしまいました。w
■改訂履歴
2012/02/14
・初版
リーダーさん
2012/02/14
組み込みパーツまで全部レビューされててびっくりしました。
自分はチキンなのでBTOマシンは箱を開けられない・・・(苦笑)
本当はどういうパーツで組まれてるのか知りたいユーザーの方も
いらっしゃるでしょうからレビューすべきだと思うのですけどw
ゲームでのバトルもがんばです!(^^
退会したユーザーさん
2012/02/14
流石佐川急便、戦闘によるダメージまでリアルにしてくれる粋な計らい(?)
リンさん
2012/02/14
3930Kが最高に羨ましいです☆
存分にゲームを楽しんで下さいo(^o^)o
愛生さん
2012/02/14
重要機材のコンテナの、ダメージが凄いですね。
まだ、上部だったが不幸中の幸いですね ><。
BTO系はSanMaxを使う所が多いですね。
makibisiさん
2012/02/14
コメントありがとうございます!^^
本当は、土曜日に記事が出来上がってたんですけど、もう少しネタを増やそうということで、ケース内部を開けたら、+3日掛ってしまいました。w
BTO買おうとする方は、内部を結構気にしますよね!^^
購入する際に、参考になればと思い、追記してみました。
ゲームは、昨日も2時ころまで遊んじゃいました。^^;
makibisiさん
2012/02/14
コメントありがとうございます!^^
これは、被弾したのでしょうか?w
とりあえず、内部は無事だったようです。
これで、壊れてたら大慌てですね。><
それとも、これは演出だったのでしょうか?!www
makibisiさん
2012/02/14
コメントありがとうございます!^^
このPCは、結構良いパーツで構成されていますね!
やはり、このマシンはSLI/CFXをするに尽きるので、後ほどSSDも入れてカスタムしたいと思います。w
ゲームマシン用途として、長く使っていきたいと思います!>w<b
makibisiさん
2012/02/14
コメントありがとうございます!^^
きっと、輸送車両が襲撃されたんですね。w
物資が大破してなくて良かったです。^^;
確かに、BTOで秋刀魚使うところって多いですね~。
大量に買うと、値引き幅が大きいのでしょうか?!^^;
atsuo@tokyoさん
2012/02/14
マウスコンピューターの梱包箱の耐久テストもクリアされましたね。
通常なら営業所にクレームを入れるレベルです(--;
makibisiさん
2012/02/14
コメントありがとうございます!^^
かなり頑丈な箱だったと思うのですが、ここまで穴が開くのは相当な衝撃ですよね。^^;
中身はとりあえず無事だったのですが、やはりクレームを入れるべきだったでしょうか。><
kenさん
2012/02/15
そして、レビューお疲れ様でした。
色々と検証されているので、このPCの事が良くわかりました。
快適なPCの当選で、良かったですね。
ケースがカッコ良いですが、前面の吸気ファンは無いのでしょうか?
この構成だと、少し気になりました。
harmankardonさん
2012/02/15
十分なスペックで,活躍を期待しています.
純正CPUクーラーでも,結構余裕がない感じになってしまうのですね.
kenさんも気にしていますが,エアーフローはどうなんでしょうか?
kazさん
2012/02/16
うおー、6コアCPU搭載のPC、うらやましー!!
相当、快適そう。
それにしても、12スレッドは、圧巻ですね。(^^)
makibisiさん
2012/02/16
コメントありがとうございます!^^
本当に、快適なPCです。^^
CINEBENCHなど、6コアをフルに使える環境だと、桁違いの威力を見せ付けてくれます。w
私も、先ほど気になって、前面パネルをはずしたところ、前面はメッシュ加工のみでファンはなく、背面の12cmファンのみですね。
仰るとおり、このエアフローでは、ちょっと心もとないですね。。。><
makibisiさん
2012/02/16
コメントありがとうございます!^^
本当に、十分なスペックのマシンですよね。><
このマシンで、1年以上は余裕で戦えそうです。w
このマザーは、メモリーがサイドに2x2の構成なのですが、他のマザーにある4x4だと相当きつそうですね。。。
純正ファンでこれだけ余裕がないと、大型クーラーは調査してから購入しないと絶対に物理干渉しそうです。
LGA2011になると、「水冷取り付けてよ!」と言わんばかりのスペースですよね。^^;
エアフローなのですが、前面がメッシュでそこからHDD付近に抜け、背面の12cmファンで排気という形ですね。
てっきり、空気をそこそこ吸引していたので、メッシュ部分にファンがついているものだと思っておりました。
また、前面にファンを取り付けるスペースがないのにも、ちょっと驚きました。
後ほど、エアフローについて追記したいと思います。
makibisiさん
2012/02/16
コメントありがとうございます!^^
半年振り、2回目の選出で6コアだったので、目を疑ってしまいました。^^;
軽い処理であれば、2600K+Z68でも差をあまり感じないのですが、コアを有効活用してくれる処理ではかなりの差を感じます。
12スレッドは、本当に圧巻ですね!><
まささん
2012/03/07
とても分かりやすい、参考になるレビューでした。
6コア 12スレッドなんて夢のようなマシンです(^-^)
XシリーズはSLIやCFをするためのチップセットと考えてOKですか?
makibisiさん
2012/03/07
コメントありがとうございます!^^
分かりやすいと言っていただけると、とても嬉しいです!><
6コア、12スレッドは、圧巻ですね。^^;
コアをフルに生かせるソフトの場合、圧倒的な力を発揮してくれます。
> XシリーズはSLIやCFをするためのチップセットと考えてOKですか?
はい!ご認識のとおりです!^^
Z68、P67、H67ではPCIEが16レーンしかないので、このチップセットでSLI/CFXするとx8+x8動作になってしまうので、性能をフルに発揮することができないのです。
X79は、PCIEが40レーンありますので、2枚刺しであれば、x16+x16で動作させられますので、グラフィックカードの能力をフルに引き出すことができます。
また、3枚刺しで、x16+x16+x8といった3Way構成にすることもできます。
(こちらは、3枚目がx8動作になってしまいますが。^^;)
ゲーム用途でSLI/CFXをしたい場合は、X79チップセットがお勧めです!^^
まささん
2012/03/07
大変参考になりました(^-^)
makibisiさん
2012/03/07
コメントありがとうございます!^^
お役に立てて、光栄です!><
また、ご質問がありましたら、よろしくお願いいたします。<(_ _)>
きりん太さん
2014/04/13
かなり、読み応えありました!
マウスコンピューターってかなりいいですね!
ちょっとびっくりしました!
下手に自作するよりも、
BTOって、デザインもよくなっているし、
性能も安心度もちがうなぁって思いました。