レビューメディア「ジグソー」

これは熱かった時代の記録…そして次に進むヒントになる気がする

ここに書かれているのは海洋堂の歴史でもあり、日本のガレージキットの生き字引とでもいうべき人々の記録でもあり、そして考え方を垣間見ることができる重要な情報である。

・模型屋であった海洋堂が食べるためにやっていた、帆船模型を組み立てて販売する時代
・スーバーカーブームの時代
・スロットレーシングの時代
・ガレージキットの時代
・食玩の時代
についても触れているが、そのあたりの情報は本を見ていただくことをお勧めする。

無版権だったガレージキットが、市場規模拡大とともに無視できなくなり、ゼネプロ、つづいて海洋堂と版権取得したものを作るものの、アマチュア用に当日版権とかが生み出された経緯は興味深い。


●Project ko2
岡田斗司夫を通して村上隆、海洋堂、造形作家ボーメらが出会ってできたもので、サザビーズで高額落札されたフィギュア群はご存知の方が多いと思うが、チョコエッグなどとともに、オタクの、オタクによる、オタクのための文化であったフィギュアを一般化させるきっかけになったと思う。

違う文化とステージに移すことに長けたアーティスト 村上隆、それをインスパイアしたのはガレキには原型師の個性であった。共通するのは 故 金田伊功氏のイメージだったというのはこのインタビューで初めて共通認識としてもってたらしい。

ニューヨークでボーメの個展が大盛況だったこと、高額落札などは、フィギュアがアートとして認められた、または認められつつあることの証左であって、アートを難しく考えすぎる人間にはいい薬だと思う。
  • 購入金額

    2,940円

  • 購入日

    2002年頃

  • 購入場所

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