言語の定義やリファレンスは発表されていなくて、書籍はこの本のみ。定義されるのはANSI-Cまで待たなきゃ成らなかったのですが、そのときにはこの本の言語からさらに発展して現在のC言語になっていたと。
唯一の解説はこの本だけ。当時のUNIX界隈では当たり前だった事なんですが、正確なことはソースコードが全て。分からなければソースを読め。又は知っている人に聞け。まぁ無茶苦茶な話では有りますが爆発的改良発展の中ではしかたがなかったのかも。
コンパイラの設計者が書いた入門書なので書いてあることは正い。原典とか呼ばれていたような記憶もあるような気がします。単なるプログラミング言語の入門書と言うよりもC言語お作法書みたいな感じ。内容は難しくないし楽しく読めます。ただし、その後溢れかえる事となったタイトルに入門とか書かれたような内容は嘘だらけの本みたいに読んだだけで分かったような気になってくるようなものじゃありません。
実は眠くなってベッドに寝転びふと本棚を見たら有った(^0^;) 購入した記憶は有るんですが、いつのまにか何処かへ行ってしまったんだと思っていました。
この本のカバー折り返しに広告が!
雑誌 《bit》 ですよ!この雑誌はとても面白かったな。既に休刊して久しく手元には一冊も有りません。冷酷なほど厳格な歯に衣着せぬ表現は痛快というか、他にこんな雰囲気の記憶は有りません。
-
購入金額
2,625円
-
購入日
1985年頃
-
購入場所
どこかの本や
はにゃさん
2011/12/16
初版はスキップして、2版の邦訳(1989)が出てからから買いました。
まだ
・void ポインタがない
→ charポインタで代用し、目的型のポインタへキャスト
・宣言で返り値の型を省略できる。そのときは暗黙でint
・プロトタイプ宣言に型がない
・プロトタイプ宣言時の引数リストが空であることを示す void がない
他にもいろいろと楽しい仕様がありましたね。
なお、手元にbitが何冊か残してあったので、登録しておきます。
bitもふくめて、このあたりは石田先生さまさまですね。
ちゃなさん
2011/12/16
期待する単語が出てきました 石田晴久先生
もちろんお目にかかる事などあり得ず当時の私には雲の上の方という認識でした。
K&R第1版相当の言語Cは素敵な代物でした。最初に投入されたプロジェクトで使っていたのがその言語試用をまねた(!)クロスコンパイラだったんです。変化が早くダイナミックで楽しい。そのテンションが今も緩む事無く続いているのは面白くてしょうが無い感じです。
きっと楽しみを味わうには常に学ぶ苦しみを楽しまなければいかんという・・・ 禅問答か・・・
あらら~
さて、bitでたまに話題になっていたKABAという組織がありましたが・・・